保険の選び方

収入保障保険比較のポイント

PICKUP! おすすめの収入保障保険

アクサダイレクト生命
「アクサダイレクトの収入保障2」

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの収入保障2」

アクサダイレクト生命の収入保障保険。リーズナブルな保険料と自由度の高い保障プランが特徴。満了直前の死亡・高度障害の場合でも2年または5年の一定期間から保障する「最低保証期間」を設けている。

東京海上日動あんしん生命「家計保障定期保険」

東京海上日動あんしん生命「家計保障定期保険」

東京海上日動あんしん生命の収入保障保険。保険期間直前に死亡・高度障害が発生した場合の支払保障期間を最長10年まで延長可能。
三大疾病に罹った場合の保険料払込免除等、特約も充実

関連ランキング
収入保障保険比較
関連特集
生命保険・医療保険の見直しのタイミング

収入保障保険とは?

収入保障保険は、保険金を月ごとに受け取るタイプの生命保険(死亡保険)です。加入時に保険期間と毎月の保障額を決め、万一の際には、保険期間の満了時まで、月払いで保険金が支払われます。

「合理的な保険」と呼ばれ、FP(ファイナンシャルプランナー)等、お金の専門家からの評価も高い収入保障保険ですが、具体的にどのような点が優れているのか、デメリットはないのか、生命保険となにが違うのか等、収入保障保険の実際が気になっている方も多いでしょう。
ここでは、収入保障保険にスポットを当てて、収入保障保険のメリットとデメリット、生命保険各社の収入保障保険を比較するポイントなどを解説していきます。

1. 収入保障保険のメリット・デメリット

収入保障保険のメリット ~合理的な保険と呼ばれる収入保障保険、そのわけは?

収入保障保険は、保険金が月払いで支払われる生命保険の一種です。たとえば、35歳から60歳までの25年間、月額10万円のプランで収入保障保険に加入した場合、保険期間中に被保険者が死亡すると、その時点から保険期間満了まで月々10万円の保険金が支払われます。
死亡事故がなかった場合の保障は原則的に掛け捨てとなるため、受け取る保険金の総額は、時間が経過するごとに(この場合は月10万円ずつ)減額していきます。

収入保障保険の保険金受取総額

このように、保障額が少しずつ減っていく収入保障保険は、受取総額が減るという面ではマイナスに見えます。しかし、一般的な家庭の場合、必要な保障額は末子の誕生直後がもっとも多く、子供の成長に従って(=独立が近付くにつれて)徐々に減っていきます
収入保障保険の保障額は、この末子誕生から独立までにかかる生活費のラインに一致しています。そのため、満期の時期を子供の独立に合わせるだけで、必要な保障を確保しつつ、同時に保障の見直し(余分な保障の削減)ができるようになっています。
また、定期型・掛け捨てタイプの通常の生命保険と比較すると保険料が大幅に安いのも特徴です

収入保障保険のメリット
  • 末子誕生から独立までの必要保障額のラインに一致=ライフステージに沿って自動的に保障額を減額できる
  • 通常の生命保険(死亡保険)より保険料が安い

収入保障保険のデメリット ~知っておきたい収入保障保険の注意点~

では、収入保障保険のデメリットとはなんでしょうか?
一つは、税金の問題です。収入保障保険の税金は、主に相続税と所得税(雑所得)の対象になります。ただし、相続税には生命保険金の非課税枠*1や基礎控除額*2があり、実際に課税されるケースは多くありません
また、所得税は、毎月受け取る保険金に対して課せられますが、こちらも初年度は全額非課税(相続税の課税対象となるため)。2年目以降も基礎控除・寡婦控除・扶養控除等の所得控除によってゼロになるケースも少なくありません
ちなみに、保険金を月払いでなく一括で受け取れば所得税を非課税にすることもできます(年金形式で受け取るよりも総額が少なくなることに注意)。

*1 500万円×法定相続人の数
*2 5,000万円+1,000万円×法定相続人の数

収入保障保険のもう一つのデメリットは、子供の教育費や、病気・災害などに備える臨時費用等が加味されていない点です。収入保障保険は原則的に「不足する毎月の生活費を補う」ための保険です。そこで、大学の進学費用や臨時費用については、別途、資金計画を立てておく必要があります。
たとえば、学資保険で教育資金を確保したり、医療保険で病気の際の出費をカバーするといった方法はおすすめです。また、急な出費に備えて、ある程度の生活予備資金(1年分の生活費等)も貯蓄しておくようにしましょう。

関連ランキング
学資保険比較…ソニーやアフラック、フコク生命etc.、ユーザー評価の高い学資保険を加入者の口コミで比較!
医療保険比較…終身型・定期型など、生命保険各社の医療保険を徹底比較。保険料や保障内容、ユーザーの口コミで評価の高い医療保険は?
収入保障保険のデメリット
  • 保険金を毎月受取ると、雑所得の扱いとなり課税される場合がある
    →初年度は全額非課税。基礎控除や寡婦控除等の所得控除でゼロになる場合も
  • 進学に伴う教育費や、病気・災害などの臨時費用が加味されていない
    →学資保険や医療保険・貯金等でカバーする必要あり

2. 収入保障保険の比較と加入時のポイント

収入保障保険を比較するポイントは3つ

収入保障保険は、生命保険各社から様々な商品が販売されています。それぞれの収入保障保険を比較するポイントはおもに3つです

1.保険料+割引制度の有無

収入保障保険のような掛け捨て型の生命保険は保険料の安さで選ぶのがおすすめ。ネット保険や通販型は保険料が安く狙い目です。また、健康な人に対する保険料の割引制度を設けている収入保障保険もあるため、上手に活用しましょう。

2.保険金の受取プラン

収入保障保険は月払いが原則ですが、保険金を一括で受け取ると所得税を非課税にすることができます。保険会社によっては保険金の一部のみを一括で受け取れるなど自由度の高い受取プランを組めるため、万一の受取方法についてもチェックしておきましょう。

3.支払保障期間or無事故保険金

収入保障保険の多くは「支払保障期間」や「無事故保険金」を設けています。「支払保障期間」とは、満期の直前などに死亡・高度障害が発生した場合、残りの保険期間に関わらず保険金の支払いを確約する期間のこと。「無事故保険金」とは、保険金の支払いがないまま満期を迎えた時に所定の保険金(年金月額1ヵ月分など)が支払われる制度です。基本の保障に加えて、これらのサブ保障や還元制度も調べておくと良いでしょう。

≪ おもな収入保障保険を比較 ≫

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの収入保障2」

アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの収入保障2」

アクサダイレクト生命の収入保障保険。ネット保険ならではの低コスト運営で、リーズナブルな保険料を打ち出している。
保障額(年金月額)、保険期間、保険金の受け取り方法とも柔軟性が高い。満了直前の死亡・高度障害の場合でも2年または5年の一定期間から保障する「最低保証期間」を設けている。

保障額(年金月額) 月額5万円以上1万円単位
※契約時もしくは保険期間満了時の年齢によって上限額が異なる
保険期間
  • 55歳満了…満20~45歳
  • 60歳満了…満20~50歳
  • 65歳満了…満20~55歳
  • 70歳満了…満20~60歳
保険金の支払保証期間、
あるいは無事故保険金
【年金支払保証期間】
満了直前の死亡・高度障害の場合でも2年または5年の一定期間から保障する「最低保証期間」を設けている。
保険金の受け取り方法 毎月受取、一括受取、一部一括受取
加入可能年齢 満20~60歳まで
※保険期間・保険料払込期間等によって、契約可能な年齢が異なる。
保険料の割引制度
保険料試算*1 月額2,970円
生命保険との比較*2 月額8,010円【アクサダイレクトの定期保険2】
このサイトに行く

東京海上日動あんしん生命「家計保障定期保険」

東京海上日動あんしん生命「家計保障定期保険」

東京海上日動あんしん生命の収入保障保険。アクサダイレクト生命に並ぶ保険料を実現。
支払保証期間を最長10年まで選択可能。保険料払込期間が保険期間よりも5年短い。オプションで三大疾病に罹った場合の保険料払込免除、災害割増特約、障害特約などを付帯できる。

保障額(年金月額) 10万円、15万円、20万円
保険期間
  • 60歳まで(保険料払込期間55歳まで)
  • 65歳まで(保険料払込期間60歳まで)
保険金の支払保証期間、
あるいは無事故保険金
【最低支払保障期間】
1年、2年、5年、10年から選択。*満期前の所定の期間内に死亡・高度障害となった場合、満期日を問わず、設定した期間中の保険金が支払われる
保険金の受け取り方法 毎月受取、一括受取
加入可能年齢 満20~50歳まで
保険料の割引制度
保険料試算*1 月額3,630円
※保険料払込期間:55歳まで
※最低支払保障期間:1年
生命保険との比較*2 月額10,320円【定期保険[無配当]】
※保険期間:35~55歳まで(20年間)
このサイトに行く

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「家族のお守り」

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「家族のお守り」

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の収入保障保険。保険料の割引制度が充実しており、5年経過ごとに加入時保険料の5%相当額が割引される「だんだん減」、喫煙の有無や健康状態によって保険料が割引となる「健康体料率」等を実施。保険金の受取プランも柔軟性が高い。月々の保障額は最低15万円から。

保障額(年金月額) 15万円、20万円、25万円、30万円
保険期間
  • 60歳まで(保険料払込期間60歳まで)
  • 65歳まで(保険料払込期間65歳まで)
保険金の支払保証期間、
あるいは無事故保険金
【最低保証期間】
2年、5年から選択
保険金の受け取り方法 毎月受取、一括受取、一部一括受取
加入可能年齢 満25~45歳まで
保険料の割引制度
  • 健康体料率特約…喫煙状況と損保ジャパン日本興亜ひまわり生命の健康体基準により、保険料を最大30%割引
  • だんだん減…5年ごとの保険料が加入時保険料の5%相当額ずつ減少(保険期間満了直前5年間は加入時保険料の50%相当額)
保険料試算*1 月額:5,895円(健康体割引:4,170~5,760円)
※保障額(年金月額):15万円
※「だんだん減」適用前
生命保険との比較*2 月額:10,680円(健康体割引:7,650~10,470円)【無配当定期保険】
このサイトに行く

*1 試算条件…35歳男性、保険期間:35~60歳までの25年間、月額10万円、年金支払保証期間2年、特約なし、月払い、保険料払込期間は保険期間と同じ(例外は別途記載)
*2 同社の定期生命保険(掛け捨て型)に、35歳男性が35~60歳までの25年間、保険金額3,000万円で加入した場合の保険料。【】内は保険商品名

収入保障保険加入時のポイントは?

保障額(年金月額)

「生活費の不足分を補う」という観点から、毎月いくらの生活費がプラスされれば残された家族が困らずに済むかを試算して決めます。遺族年金や、妻(夫)の収入、子供の年齢、住宅ローンの有無、他の生命保険加入状況なども考慮する必要があります。

保険期間

期間満了型(10年満了、20年満了等)と、歳満了型(60歳満了、65歳満了等)があります。どちらを選ぶかは契約者の自由ですが、家族の年齢や今後のライフプラン(リタイア時期、子供の進路等)によって決めると良いでしょう。

貯蓄と併用

収入保障保険は掛け捨てタイプの保険のため、貯蓄性はありません。そのため、教育資金や老後資金のような将来必要になるお金は毎月の家計からしっかり貯蓄していくことが大切です。また、保障額を高めに設定しすぎて保険料支払いが苦しくならないように注意しましょう。

まとめ

合理的な保障と安価な保険料が魅力の収入保障保険。生命保険の中でも、ある程度ライフプランが組めている家庭に向く、ややハイレベルの保険ですが、加入する時期を選び(末子の誕生後がベスト)、適切な保障額をかければ(毎月の生活費の不足分)、必要な保障をカバーしつつ、毎月の生命保険料を大幅に節約することができます。

月々の家計は大体把握しているという方、保険料の負担を極力減らしたいという方は、生命保険の代わりとして収入保障保険を上手に活用してみてはいかがでしょう。

ページトップへ

ページトップへ