自動車保険と走行距離
走行距離が少ない場合に有利な保険会社はどこ?
車を持っているものの、近所に買い物に行くときしか使わない・・・というように、普段、あまり車を運転しないドライバーの方も多いのではないでしょうか。
そうした方に注目していただきたいのが、年間の走行距離を保険料算出の要素としている自動車保険。近年、多くの保険会社が取り扱いをしており、保険料を節約できると、高い人気を集めています。
そこで、今回は、自動車保険と走行距離の関係に注目。走行距離の少ないドライバーが自動車保険料を節約するポイントや、保険加入時に申告する走行距離の目安をわかりやすく解説します。
普段、運転する機会の少ないドライバーの方は、本特集を参考に、自身のカーライフに合った自動車保険を見つけ、賢く保険料を節約しましょう。
自動車保険と走行距離
自動車保険の中には、年間の走行距離に応じて保険料を算出するタイプのものがあります。こうしたタイプの自動車保険では、多くの場合、走行距離が少ないほど保険料が下がります。
これは、走行距離が多いドライバーほど、事故に遭うリスクが高いと考えられるため。一方、走行距離が少なければ、その分、交通事故リスクは低いと見なされ、保険料を節約できます。
- 走行距離が多い( 事故のリスクが高い) 保険料が高い
- 走行距離が少ない( 事故のリスクが低い) 保険料が低い
こうした自動車保険の場合、申し込みの際に、前年の走行距離を申告する必要があるため、走行距離の目安を把握しておくことが大切です。
≪ 走行距離目安 ≫
使用目的 | 走行距離目安 |
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3,000km以下 |
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5,000km以下 |
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10,000km以下 |
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15,000km以下 |
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15,000km超 |
走行距離が少ないドライバーにおすすめの自動車保険を試算
ここでは、実際に「ソニー損保」「セゾン自動車火災保険」「イーデザイン損保」「SBI損保」の4つの自動車保険会社の保険料を比較してみましょう。
試算条件と、算出した各自動車保険会社の保険料は以下の通りです。
試算条件
- 年齢、性別:男性 33歳
- 車種(型式):ホンダ フィット(DBA-GE6 1300 13Gワゴン)
- 等級:16等級(事故有係数適用期間0年)
- 運転目的:日常・レジャー
- 初年度登録日:2017年8月
- 保険期間:2017年9月15日から
- 年齢条件:26歳以上
- 主な使用地:東京都
- 免許の色:ブルー
- 車両保険:なし
- 走行距離:3,000km以下(または5,000km以下)
- 運転者:本人のみ
各種割引適用後の保険料 |
【標準プラン】 走行距離3,000km以下
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割引 |
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ロードサービス | あり(※無料付帯) |
人身傷害 | 1名につき3,000万円 |
その他 |
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特徴 |
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各種割引適用後の保険料 |
走行距離5,000km以下
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割引 |
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ロードサービス | あり(※ロードアシスタンス特約) |
人身傷害 | 1名につき3,000万円 |
その他 |
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特徴 |
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各種割引適用後の保険料 |
走行距離3,000km以下
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割引 |
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ロードサービス | あり(※無料付帯) |
人身傷害 | 1名につき3,000万円(※搭乗中のみ補償) |
その他 |
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特徴 |
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各種割引適用後の保険料 |
【節約プラン】 走行距離5,000km以下
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割引 |
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ロードサービス | あり(※無料付帯) |
人身傷害 | 1名につき3,000万円 |
その他 |
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特徴 |
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まとめ
走行距離が少ないドライバー必見の自動車保険を紹介した今回の特集はいかがでしたか?
走行距離を保険料算出の要素としている自動車保険を利用すれば、普段、あまり車を運転しないドライバーの場合、保険料を節約することが可能です。
自動車保険を選ぶ際は、ドライバーの年齢や、車の使用用途だけではなく、走行距離にも注目し、様々な条件を考慮した上で、自身に合ったものを選びましょう。
Writer:溝口麻衣