子供におすすめの海外旅行保険を比較
子供に海外旅行保険は必要?
夏休みやお正月休みなど、長期休暇を利用して、家族で海外旅行へ行く計画を立てている方や、子供が大きくなり海外旅行を計画している方にとって、海外旅行保険をどうすべきかは悩むもの。
結論から言えば、子供も海外旅行保険にしっかり加入し、万一の場合に備えておくべきです。
特に、小さな子供と一緒に海外旅行へ行く場合、「長時間の移動や、食生活・環境の変化等で体調を崩しやすい」「ちょっとした不注意でケガをしやすい」「うっかり物を壊してしまう可能性がある」等のリスクが大人以上に高く、海外では、病気やケガなどで病院を利用すると、高額の医療費がかかるため、万一の際に、しっかりと補償が受けられる海外旅行保険に加入しておくことが大切になります。
そこで今回の特集では、子供におすすめの海外旅行保険に注目。編集部が厳選した子供におすすめの海外旅行保険を比較しています。さらに、子供が加入する海外旅行保険を選ぶ際のポイントについての解説も。
子供との海外旅行を検討している方や、子供の海外旅行が心配という方は、本特集を参考に、子供におすすめの海外旅行保険について、しっかりチェックしておきましょう。
子供におすすめの海外旅行保険 選び方のポイント
はじめに、子供におすすめの海外旅行保険を選ぶ際のポイントをご紹介します。選び方のポイントは、以下の3点。
子供におすすめの海外旅行保険 選び方のポイント その
保険料
海外旅行は、何かとお金がかかるもの。子供の海外旅行保険にかかる保険料をできるだけリーズナブルな料金に抑えたいと考えるのは当然です。
家族で海外旅行に行く場合は、ファミリープランの利用がおすすめ
家族で海外旅行に行く場合は、家族全員がまとめて加入できる「ファミリープラン」を用意している海外旅行保険を検討するのがおすすめ。それぞれが個人で海外旅行保険に加入する場合と比較し、保険料を抑えることが可能です。
ただし、保険会社によって、生後6ヵ月未満の乳幼児は加入対象外、一度に加入できる家族人数に制限がある等、加入条件が異なります。また、保険会社によっては、ファミリープラン自体の取り扱いがないケースも。
ファミリープランへの加入を検討する際は、プランの有無や加入条件等について、事前にしっかり確認しておきましょう。
子供のみが海外旅行保険に加入することも可能
また、「子供だけで海外旅行に行く」「親はクレジットカードに付帯する海外旅行保険を利用する」等の理由から、子供のみが海外旅行保険に加入する必要がある場合、未成年者が海外旅行保険の契約者になることはできないため、親が海外旅行保険を契約し、子供を被保険者にすると良いでしょう。
その際、補償内容がセットになっているプランを選ぶのも一つの方法ですが、海外旅行保険にかかる保険料をできるだけ節約するのであれば、補償内容をカスタマイズできるプランに加入するのがおすすめ。「治療費用」や「救援者費用」「賠償責任」等、子供に必要な補償のみを付帯することで、保険料を節約しつつ、万一の場合でも、しっかり補償を受けることが可能です。
子供の海外旅行保険を検討する際は、家族で海外旅行保険に加入するのか、子供のみが加入するのかを確認し、保険料を安く抑えつつ、万一の場合に必要な補償が受けられる海外旅行保険への加入を検討しましょう。
コラム 子供の海外旅行保険 どこで申し込むのがおすすめ?
海外旅行保険は、旅行の申し込みと一緒に、旅行会社の店頭で申し込みを行う方が多いのではないでしょうか?
しかし、海外旅行保険は、旅行会社の店頭だけではなく、インターネットや空港で申し込むことも可能です。ちなみに、申し込む場所によって、以下の特徴があります。
子供の海外旅行保険 旅行会社の店頭申し込みの特徴
- 旅行の申し込みと一緒に、簡単に申し込むことができる
- 加入する海外旅行保険のプランを、スタッフに相談した上で決めることができる
- インターネットでの申し込みと比較すると保険料が高い
- クレジットカードに加え、現金、銀行振込での支払いにも対応
子供の海外旅行保険 インターネット申し込みの特徴
- 旅行出発当日の申し込みにも対応。24時間いつでも申し込むことができる。また、インターネットで申し込みが完結するため、店舗へ行く必要がない
- 申し込むプランを自分で決める必要がある
- 旅行会社の店頭や、空港で申し込む場合と比較すると、保険料が安い
- クレジットカードのみの支払いに対応しているケースが多い
子供の海外旅行保険 空港申し込みの特徴
- 旅行出発時当日に申し込みができる(※ただし、自宅から空港までの間は保険の対象外)
- インターネットでの申し込みと比較すると、保険料が高い
- 空港で申し込みカウンターを探す・海外旅行保険の手続きを行う等の時間が必要になるため、空港到着が遅れた場合、保険の申し込みができないまま出発することになるケースも
- クレジットカード、現金での支払いに対応(※空港によっては、現金のみの支払いに対応しているところも)
上記の比較からもわかる通り、保険料をリーズナブルに抑えるのであれば、インターネットからの申し込みがおすすめ。
同じような内容の海外旅行保険でも、インターネットから申し込みを行うと、旅行会社の店頭や空港から申し込みを行った場合と比較し、保険料を約半分(※プランによっては半分以下)に抑えることも十分に可能です。
海外旅行保険に加入する際は、申し込む場所にも注目し、利用しやすく、お得度の高い方法を選択し、申し込みを行いましょう。
子供におすすめの海外旅行保険 選び方のポイント その
補償内容
海外旅行保険を選ぶ際、補償内容もチェックしておきたいポイントです。海外旅行保険の補償内容は、大きく以下の5つ。
海外旅行保険の主な補償
- 死亡・後遺障害
海外旅行中の病気やケガが原因で死亡した場合や、後遺障害が残った場合に保険金を受け取ることができる。海外旅行中に感染した病気が原因で、帰国後に死亡した場合も、補償の対象。 - 治療費用
治療費用は、海外旅行中の病気やケガが原因で病院を利用した場合、病院に支払った治療費や入院費、通院のための交通費などを補償するもの。ただし、歯科治療は原則として対象外となるため、虫歯をはじめ、気になる箇所がある場合は、旅行前に治療しておくのがおすすめ。 - 救援者費用(※治療費用とセットになっているケースも)
海外旅行中の病気やケガが原因で、死亡、または3日以上連続して入院した場合などに、日本にいる家族が現地に向かうための費用(交通費、宿泊費など)を補償するもの。 - 賠償責任
海外旅行中、偶然の事故により、「他人にケガをさせてしまった」「お店やホテルの物を壊してしまった」等、他人や物に損害を与えてしまった場合の賠償責任金を補償するもの。 - 携行品損害
海外旅行中、身の回りの持ち物(バッグ、カメラ、時計、衣服、旅券など)が盗まれた場合や壊れた場合に被害に遭った物の修理費または時価額を受け取ることができる補償。ただし、単なる置忘れによる紛失は対象外となっている。また、現金やクレジットカードも補償の対象外。
なかでも、子供が加入する海外旅行保険を選ぶ際に注目したいのは、「治療費用」。
国や地域によって異なりますが、海外の医療費は日本と比較すると高額です。
例えば、ハワイ(ホノルル)で急性虫垂炎(盲腸)を患った場合にかかる費用の目安は以下の通り。
盲腸手術の治療費・総費用(※入院費、薬剤費などを含む) | 256万円 | 合計:261.2万円~262.8万円 |
---|---|---|
救急車の料金 | 5.2万円~6.8万円 |
子供は大人と比較し、病気やケガになる確率が高く、海外旅行中に病院で医師の治療を受けた結果、高額な治療費を請求されるケースも少なくありません。
子供の海外旅行保険を選ぶ際は、治療費用が手厚いものを選ぶと安心です。
子供におすすめの海外旅行保険 選び方のポイント その
サポートサービス
海外旅行保険を選ぶ際は、補償内容に加え、万一の場合に利用できるサポートサービスについてもチェックしておくことが大切です。
サポートサービスをチェックする際のポイントは以下の通り。
- 24時間365日すぐに日本語で連絡を取ることができるか
- キャッシュレスのメディカル・サービスに対応しているか
病気やケガなど、万一のことが起こった際は、気が動転しやすく、どう対処するとよいのか判断に迷うもの。何かあった際、電話ですぐに日本語で連絡を取ることができ、適切なサポートが受けられる海外旅行保険を選ぶと安心です。(※なかには、現地にサポートデスクがあるところもあります。万一の場合、実際に会って相談できた方が安心だと考えている方は、現地にサポートデスクがある海外旅行保険を選ぶのもおすすめ)
また、海外で病院を利用した場合、治療費が高額になることから(後で保険金を受け取るにせよ)、その場で治療費を現金で支払うのは容易ではありません。病気やケガが原因で、海外の病院を利用した場合に、キャッシュレスで治療が受けられる「キャッシュレス・メディカルサービス」が付帯する海外旅行保険かどうかも確認しておくと良いでしょう。
上記でご紹介した海外旅行保険に付帯するサポートサービスは、各保険会社によって異なります。海外旅行保険を選ぶ際は、サポートサービスについても事前に確認し、万一の場合に適切なサポートが受けられるサポートサービスが付帯するものを選ぶと安心です。
子供におすすめの海外旅行保険を比較
ここでは、保険比較 編集部が厳選した子供におすすめの海外旅行保険をご紹介します。
各海外旅行保険の特徴を比較し、万一の場合に、しっかりとした補償やサポートサービスが受けられる海外旅行保険への加入を検討しましょう。
ジェイアイ傷害火災保険 ネット専用海外旅行保険「t@biho たびほ」
保険料を比較 | |
---|---|
試算条件 旅行目的:観光 旅行期間:5日間 |
ハワイ ※保険料節約プランの場合
|
グアム ※保険料節約プランの場合
|
|
補償内容 | |
基本補償 | 障害死亡/疾病死亡、障害後遺障害、治療・救援費用、緊急歯科治療、寄託手荷物遅延(定額払型)、個人賠償責任(自己負担額なし)、弁護士費用、テロ対応保険金、携行品損害(自己負担額なし) |
オプション補償 | 旅行キャンセル費用、旅行中断費用、航空機遅延(定額払型)、ペット預入延長保険金(日額) |
サポートサービス |
|
保険期間 | 最大31日間 |
支払い方法 | クレジットカード、キャリア決済 |
ジェイアイ傷害火災保険 ネット専用海外旅行保険「t@biho たびほ」の特徴
JTBとAIGジャパンが折半出資する損害保険会社。JTBグループということもあり、海外旅行保険の提供に圧倒的な強みがあり、保険料の安さは、数ある海外旅行保険の中でもトップクラスを誇っている。
「t@biho」では、「治療・救援費用」をベースに、基本補償とオプション補償の合計14項目のなかから、補償をカスタマイズ可能。子供に必要な補償のみを付帯することで、リーズナブルな保険料を実現している。
また、海外旅行中に万一のことがあった場合、24時間365日、日本語でのサポートが受けられる「t@biho サポートライン」をはじめ、サポートサービスが充実。さらに、スマートフォンに契約者専用アプリ「たびほスマートガイド」をインストールしておけば、万一の場合、海外からでも1タップで「t@biho サポートライン」に無料通話できる点もチェックしておきたい。
リーズナブルな保険料を実現しつつ、万一の際にしっかりとしたサポートサービスが利用できる「t@biho たびほ」は、子供におすすめの海外旅行保険といえるだろう。
保険料を比較 | |
---|---|
試算条件 旅行目的:観光 旅行期間:5日間 ※おすすめプラン、選択オプションなしの場合 |
ハワイ ※保険料節約プランの場合
|
グアム ※保険料節約プランの場合
|
|
補償内容 | |
基本補償 | 傷害死亡/疾病死亡、傷害後遺障害、治療・救援費用、緊急歯科治療、航空機寄託手荷物遅延(定額払型)、個人賠償責任(自己負担額なし)、弁護士費用、テロ等対応保険金、携行品損害(自己負担額なし) |
オプション補償 | 旅行キャンセル費用、旅行中断費用、航空機遅延(定額払型)、ペット預入延長保険金(日額) |
サポートサービス |
|
保険期間 | 最大31日間 |
支払い方法 | クレジットカード、キャリア決済 |
ソニー損保の海外旅行保険の特徴
損害保険大手、ソニー損保が提供するネット専用の海外旅行保険。ネット専用という強みを活かし、海外旅行の当日加入にも対応している。
ソニー損保の海外旅行保険では、ジェイアイ傷害火災保険が提供する海外旅行保険「t@biho」と同様、「治療・救援費用」をベースに、子供に必要な補償をカスタマイズして付帯できる。さらに、ソニー損保の海外旅行保険は、万一の場合、24時間365日、日本語で電話サポートを受けることができ、世界120都市300ヵ所超の提携病院にて治療を受けた場合、キャッシュレスで治療が受けられる「キャッシュレスメディカルサービス」にも対応する等、他の子供に強い海外旅行保険と比較してもサポートが充実。
また、過去3年以内にソニー損保の海外旅行保険を契約したユーザーが、再度、ソニー損保の海外旅行保険と契約した場合、リピーター割引として保険料が3%割引になる点もチェックしておきたい。
子供の海外旅行保険を検討する際、ソニー損保の海外旅行保険は、有力な候補の一つになるだろう。
保険料を比較 | |
---|---|
試算条件 旅行目的:観光 旅行期間:5日間 |
ハワイ ※タイプAの場合
|
グアム ※タイプAの場合
|
|
補償内容 | |
基本補償 | 傷害死亡、傷害後遺障害、治療・救援費用、疾病死亡、携行品損害、賠償責任、航空機寄託手荷物遅延等費用、弁護士費用等、テロ等対応費用、緊急歯科治療費用、ペット預入延長費用(※オプション) |
オプション補償 | 旅行キャンセル費用、旅行中断費用、航空機遅延(定額払型)、ペット預入延長保険金(日額) |
サポートサービス |
|
保険期間 | 92日以内 |
支払い方法 | クレジットカード |
三井住友海上「ネットde保険@トラベル」の特徴
三井住友海上が販売するネット専用の海外旅行保険。保険料の見積もりや加入手続き、保険証券の発行までを、すべてオンラインで完結できる。
三井住友海上「ネットde保険@トラベル」の特徴は、補償が充実している点。傷害死亡や障害後遺障害、治療・救援費用等に加え、航空機寄託手荷物遅延等費用や、緊急歯科治療費用等が付帯し、海外旅行中の様々なトラブルに対応可能。
さらに、24時間365日、日本語での電話サポートが受けられる「三井住友海上ライン」や、緊急時に最寄りの病院や日本語の通じる病院への移送が必要な場合にサポートが受けられる「緊急医療アシスタンスサービス」等、充実したサポートサービスが付帯する点も魅力。
また、三井住友海上のネットde保険@トラベルは、ファミリープランを用意しており、家族みんなで加入することで、割安な保険料を実現している点もチェックしておきたい。
家族での海外旅行を計画している方であれば、加入を検討すべき海外旅行保険の一つ。
子供におすすめの海外旅行保険を比較 ~まとめ~
子供におすすめの海外旅行保険を比較した今回の特集はいかがでしたでしょうか?
子供は大人と比較すると、海外旅行中に病気になる、ケガをする等のリスクが高いため、海外旅行へ行く際は、海外旅行保険への加入が欠かせません。
長期の休みを利用して、家族で、あるいは子供だけでの海外旅行を計画しているご家庭は、本特集を参考に、子供におすすめの海外旅行保険をしっかり比較し、リーズナブルな保険料と充実した補償をしっかり受けることができる海外旅行保険を選びましょう。
- 関連ランキング
- 海外旅行保険比較…人気の海外旅行保険を比較。評判の良い火災保険は?
- 関連特集
- クレジットカードと旅行保険…保障内容や限度額、カバーされる保障とカバーされない保障を解説。