保険の必要性を考える

車両保険は必要か
車両保険が役立つケースや保険料を安く抑える方法とは?

自動車保険の保険料の中で、大きなウエイトを占める「車両保険」。

加入者の間でも車両保険の必要性に関しては様々な意見がありますが、通販型自動車保険でNo.1のシェアを誇るソニー損保が実施した調査では、保険加入者の内約5割が車両保険に加入(※1)。つまり必要だと判断した人は約半数だということがわかります。

今回は車両保険は必要なのか、必要だとしたらどんな場合に必要になるのかをわかりやすく解説。自動車保険の契約・更新の際の参考にしましょう。

※1 車両保険は必要なの? | 車両保険ガイド | ソニー損保

車両保険の必要性①車両保険の特徴

それではまず、車両保険の特徴について、簡単におさらいします。

車両保険とは?

自身が保有する車の修理費を保障する保険

災害・自損事故でも適用(地震・噴火・津波除く)

保険料が高い

車両保険の補償範囲は自身が保有する車。災害・自損事故などはもちろんのこと、自分に過失がある事故で車が傷ついてしまった場合にも、車の修理費が支給されます
また、車両保険は盗難や落書きなど事故以外の被害も幅広く補償しており、使い勝手が良い保険と言えるでしょう。

一方で車両保険の弱点として挙げられるのが、他の補償と比較すると割高になる保険料。自動車保険の保険料のうち、半額以上が車両保険という例も少なくありません。

充実の保障と割高な保険料というメリット・デメリットを踏まえたうえで、自身が保有する車に車両保険が必要かどうかを、しっかり考えることが大切です。

車両保険の必要性②車両保険の必要性が高いケース

車両保険の必要性は、個人の車の利用状況によって大きく異なりますが、特に必要性が高いケースとして、「購入したばかりの車」「修理費がかさむ車」を利用している場合が挙げられます。

1)車を購入したばかりで、事故後もきちんと修理に出したい

新車はなるべくきれいに長く使い続けたい、と考える人が多いもの。事故の被害にあったときもきれいに修理し、乗り続けることを考えると、車両保険を必要とする可能性が高いと言えるでしょう。

実際に、保険スクエアbang!の調査によると、契約車両の年式が新しいほど、車両保険の加入率は高くなるという調査結果が出ています

2)輸入車や珍しい車種・色の車を利用している

輸入車は一般的に修理費が高額になる傾向があるため、車両保険の必要性が高いケースの1つ。また、輸入車以外にも、珍しい車種・色の車を修理に出す際は、部品取り寄せやカラーリングの関係で修理費が高額になることが多いといわれています。

修理に出したときの金額も、車両保険の必要性を考える大きな基準となるでしょう

上記に加え、車両保険の加入を判断する基準は普段運転する距離・場所(リスクの高さ)、修理費に回せる貯金額、事故への不安、車への依存度など様々。もしも自身の車が事故にあったらという想定で、一度考えてみると良いでしょう。

車両保険の必要性③保険料を抑える方法

車両保険自体は、とても便利な保障ですが、保険料か高くなる点が唯一の弱点。そこで本チャプターでは視点を変えて、車両保険をできる限り安く利用する方法をご紹介します。

1)免責範囲を広げる

「免責範囲」とは、「○万円以内の修理なら、保険会社は費用を支払わない」という取り決めのこと。支払いに制限があるぶん加入者にデメリットだけのように思われますが、実はメリットが少なからず存在します

まず、免責範囲を広く設定すれば、保険会社が保険金を支払う可能性が減り、保険料が安くなります。また、車両保険の加入者から見ても、車両保険を使用すると等級が下がる一方保険料が上がるため、そもそも少額であれば、車両保険を使わないという考え方もあります。車両保険をなるべく使用しないのであれば、免責金額を広めに設定したほうが経済的と言えるでしょう。

一般的な免責金額は初回5万円、2回目以降10万円というパターンが多いですが、これを初回10万円2回目以降10万円へ変更するだけで保険料は安くなります。車両保険にかかるお金を抑えたい人は、検討してみると良いでしょう。

2)エコノミー車両保険を検討する

車両保険は補償の範囲によって2種類に分けられます。1つが自損事故、当て逃げなども補償対象に入った一般車両保険。そして2つ目が車対車の事故や災害による被害を補償するエコノミー型(車対車+A)です。エコノミー型車両保険は補償範囲が狭い分料金も安く設定されており、保険料を抑えたいときに効果的です

≪ 車両保険の対象範囲 ≫

一般型 エコノミー型
  • 車対車の事故
  • 災害(噴火、地震、津波を除く)
  • 盗難
  • 火災 など

+

  • 自損事故
  • 相手車が不明な事故
  • 墜落 など
  • 車対車の事故
  • 災害(噴火、地震、津波を除く)
  • 盗難
  • 火災 など

上記の方法以外にも、保険料が安価なネット専業やダイレクト型の自動車保険を利用する方法もおすすめ。ネット専業の自動車保険やダイレクト型の自動車保険は代理店型の自動車保険と比較すると、人件費や仲介手数料、店舗費用がかからないため、同じ保障内容でも保険料が割安になる傾向があります
以下に保険比較に寄せられた人気の自動車保険の中から、保険料が手ごろで人気が高い自動車保険をピックアップし、ご紹介します。

SBI損保

SBI損保

保険料試算 ※1
(6S等級・エコノミー型車両保険・10万円-10万円)
56,290円
事故受付 24時間365日
事故対応 平日9:00~19:00/土日祝日9:00~17:00
担当制度 対人・対物担当
示談交渉サービス △(平日のみ)
中途経過報告
レッカーサポート 指定工場:無制限
それ以外:50kmまで
自動車トラブル
ガス欠 ○ ※保障期間中1回限り、10ℓまで
バッテリー上がり
キー閉じこみ
キー紛失 ×
タイヤ交換
落輪引き上げ
宿泊・帰宅費用サポート
宿泊費用限度額 15,000円/1名1泊
帰宅費用限度額 20,000円/1名
拠点数 全国約9,600ヶ所
割引
  • ネット見積特典
  • ゴールド免許で保険料が最大10%割引
  • 保険始期日が、新車登録後(初度登録後)25ヵ月以内の場合、保険料が最大9%割引
他多数
説明 「週刊ダイヤモンド」や「楽天の保険」で、自動車保険ランキング1位を7連続で獲得する人気の保険。
走行距離によって保険料が変動しないため、走行距離が長いドライバーほどお得になる。
保険料を試算する

ソニー損保

ソニー損保

保険料試算 ※1
(6S等級・エコノミー型車両保険・10万円-10万円)
69,960円
事故受付 24時間365日
事故対応 平日・土日祝日0:00~20:00
担当制度 専任担当制
示談交渉サービス
中途経過報告
レッカーサポート 指定工場:無制限
それ以外:50kmまで
自動車トラブル
ガス欠 ○ ※保障期間中1回限り
※ガソリン代は原則利用者負担(ただし、契約2年目移行は10ℓまで無料)
バッテリー上がり
キー閉じこみ
キー紛失 ×
タイヤ交換
落輪引き上げ
宿泊・帰宅費用サポート
宿泊費用限度額 無制限(最寄のビジネスホテルのみ)
帰宅費用限度額 無制限
拠点数 全国約9,000ヶ所
割引
  • インターネット経由での新規見積もり・申し込みで保険料10,000円割引
  • ゴールド免許で保険料を割引
  • 予想年間走行距離に満たなかった場合、その保険料を翌年度に繰り越し可能
他多数
説明 通販型自動車保険の販売実績No.1を誇る大手自動車保険。
割安な保険料に加え、事故対応やロードサービスも充実しており、総合力の高さが大きな魅力。
保険料を試算する

イーデザイン損保

イーデザイン損保

保険料試算 ※1
(6S等級・エコノミー型車両保険・10万円-10万円)
57,750円
事故受付 24時間365日
事故対応 平日・土日祝9:00~21:00
担当制度 専任担当+チーム制
示談交渉サービス
中途経過報告
レッカーサポート 指定工場:無制限
それ以外:50kmまで
自動車トラブル
ガス欠 ○ ※保障期間中1回限り
バッテリー上がり
キー閉じこみ
キー紛失 ×
タイヤ交換
落輪引き上げ
宿泊・帰宅費用サポート なし
拠点数 全国約9,300箇所
割引
  • インターネット割引
  • ネット証券割引
  • ゴールド免許割引
他多数
説明 東京海上グループのネット自動車保険。保険料の安さに定評があり、走行距離にほって保険料が変動しないため長距離ドライバーにもおすすめ。
宿泊・帰宅費用のサポートがない点は残念。
保険料を試算する

※1 アクア標準、26歳男性、配偶者も対象、ブルー免許、日常・レジャー、東京都在住、車両保険金額180万、1年間で3,000km以下

参考サイト
「車両保険」データ解説【2015年版】加入率は約56%、5年落ち以内の車・輸入車は約70%が加入

ページトップへ

ページトップへ