自転車保険 ニュース
au損保が新しい自転車保険を発売 自転車以外のケガも保障
免許が要らず、購入費・維持費がほとんどかからない自転車は、子供から大人まで、身近な「生活の足」として多くの人に利用されています。しかし、身近なだけに自転車事故は数多く発生しており、自分や家族が自転車事故の加害者や被害者になってしまう可能性も。そのようなリスクに備える保険として、今人気を集めているのが「自転車保険」です。
最近では、自転車保険の枠を超えて、交通事故・生活の事故に備える保険も登場。その代表格が、2015年12月にau損害保険から新しく登場した自転車保険「Bycle」と「Bycle Best」です。
今回の保険比較ニュースは、au損保の新しい自転車保険について解説していきます。
au損保の自転車保険の特徴
まずこの2つの自転車保険の特徴は、保障の豊富さ・対象範囲の広さにあります。
通常の自転車保険はケガを負ってしまった場合の死亡・治療費保障と、加害者となってケガ・損害を与えてしまった場合の個人賠償責任保障の2段組。さらにau損保では、以下の保障・サービスを追加しています。
- 自転車事故によるケガは保険金が2倍
- 個人賠償責任補償は最高1~2億円(※コースによる)
- 示談代行サービス
- 自転車ロードサービス
なかでも示談代行サービスと自転車ロードサービスが、全てのプランに付帯している点は他の自転車保険には見られない特徴。その分一般的な自転車保険と比較すると、保険料がやや高めですが、充実した内容の保険を選びたい人にはおすすめの自転車保険と言えるでしょう。
また、「Bycle Best」では治療費保障の対象範囲を交通事故でのケガに加え、日常生活まで拡充。自宅や公園で転んでできたケガや、スポーツやレジャー中にできたケガでも保障の対象となります。
選べる3つのコース
「Bycle」と「Bycle Best」どちらも、補償内容や保険金額により3つのコースが用意されています。
- ブロンズ…通院の補償を対象外としたコース
- シルバー…通院も補償し、ケガの補償を重視したコース
- ゴールド…個人賠償責任補償を最大2億円にし、被害事故にも対応したコース
ブロンズには入院一時金・通院保険金がない点には注意が必要ですが、シルバー以上は入院・手術・通院という3つの治療保障が揃っており、万が一の際の保険金の額も安心できるといえるでしょう。
さらに、au損保では、家族構成やライフスタイルに合わせ、補償の対象となる方の範囲を3つのタイプから選ぶことができます。
- 本人タイプ…個人の補償を対象とするタイプ
- 家族タイプ…家族全員を補償の対象とするタイプ
- 本人・親族タイプ…配偶者を対象外とするタイプ(※あまり自転車に乗らない父親を対象外とし、頻繁に乗る母親と子供のみを対象とする)
例えば、一番お手軽なブロンズコースを選択し、家族全員が補償対象となる家族タイプで契約した場合の保険料は、「Bycle」で9,660円(※1年分一時払い)、「Bycle Best」で32,710円(※同)。1ヶ月あたり約805円で、交通事故の際の治療費を補償できるというわけです。
このように、ご自身の希望に合わせて、無駄なく契約内容を選べるのもおすすめポイント。さらに、2年分を一時払いすると、保険料が10%お得になるサービスもあります。
自転車に保険?と躊躇されるかたもいるかもしれませんが、無保険状態で自転車に乗るのは大きなリスクが伴います。
自転車は子供も大人も気軽に操作できる乗り物であると同時に、一歩間違えれば被害者・加害者となる危険が伴う乗り物です。実際に、60代の女性をはねて、後遺症を残してしまった加害者(小学生)の保護者に、1億円近い賠償を課す判決が出された例もあります。
自転車保険に加入すれば、万が一加害者になってしまった時、逆に被害者になった時の両方に備えることができるのです。
この機会に、自転車向け保険の加入を検討されてはいかがでしょうか?そして万が一のケースに備えた上で、交通ルールの基本である「安全運転」を心がけましょう。