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ドライブレコーダーを活用した新しい自動車保険が発売。テレマティクス保険の普及進むか
今月の保険比較のニュースは、MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損保が、2019年1月始期日の契約から、取り扱いを開始する新しい自動車保険「見守るクルマの保険(ドラレコ型)」の情報をお届けします。
この自動車保険が注目を集めている最大の理由は、ドライブレコーダーを活用し、安全運転のサポートを行う機能を搭載している点です。
具体的にはJVCケンウッドの最新の通信型ドライブレコーダーを使用。万一事故に遭遇した場合、車に搭載したドライブレコーダーが衝撃を検知し、自動的に契約する損害保険会社へ、録画した動画を送信。事故対応専任のオペレーターが、被保険者に電話で連絡を行い、事故の状況と安否の確認を行います。
またオペレーターはドライブレコーダーを確認し、すでに事故の状況を把握しているので、的確な初期対応のアドバイスに加え、レッカーや救急車の手配にも適宜対応してくれます。
事故に遭うと気が動転し、損害保険会社への連絡や必要な手配を忘れてしまうものですが、ドライブレコーダーがサポートしてくれるお陰で、適切な対応ができる点は、この保険の大きなメリットと言えるでしょう。
この他にも見守るクルマの保険(ドラレコ型)は、テレマティクス保険ならではのサービスを提供。
ドライブレコーダーの映像を解析し、前方の衝突の危険性がある際や、車線から逸脱した際やなど、危険な運転と判断した場合、アラートを発信し、事故を未然に防いでくれます。
日本ではまだ普及が進んでいるとは言えないテレマティクス保険ですが、ヨーロッパや米国では徐々に浸透しつつあり、日本もこれから本格的に普及していくはずです。
特にドライブレコーダーは、事故の状況を記録するだけではなく、あおり運転などの被害に巻き込まれた際の記録用としても力を発揮することから、テレマティクス保険との関連のあるなしに関わらず、導入を検討したいツールの一つ。
これが自動車保険の保険料に含まれるとしたら、かなりお得と言って良いでしょう。
ちなみに見守るクルマの保険(ドラレコ型)は、三井住友海上ではGK 見守るクルマの保険(ドラレコ型)という商品名で提供。あいおいニッセイ同和損保は、タフ・見守るクルマの保険(ドラレコ型)という商品名で提供する予定です。
さらに詳しい情報が知りたい方は、三井住友海上が専用のサイトをオープンしているので、是非チェックしてみてください。