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同性パートナーもOK!LGBT対応の保険が増加中

2016年9月、がん保険や生命保険で有名なアフラックが、死亡保険金の受取人として同性パートナーを認めると発表しました。
生命保険業界では、2015年の渋谷区パートナーシップ証明書発行をきっかけに、LGBT対応が広まっています。現在同性パートナーを受取人として指定できる生命保険は10社以上。

今回のニュースでは、LGBTの方に対応した生命保険について解説していきます。

同性パートナーを保険金の受取人に

自分に万が一のことがあった際、大切な人にお金を残すことができる生命保険。しかし、今までは保険金の受取人として、同性パートナーを指定することは原則できませんでした。
受取人に指定できるのは「配偶者か二親等以内の親族」。内縁の妻・夫や婚約者を対象とできる保険もありますが、通常同性パートナーは除外されていまいした。

しかし、最近始まった動きでは、生命保険の受取人として、同性パートナーを指定することが可能に。自分に万が一のことが起ったときも、親族ではなくパートナーに保険金を残すことができるようになりました

同性パートナーを指定する手続きは?

2016年10月時点、明確に発表している生命保険は約10社。
同性パートナーを指定する手続きは保険会社によって異なります。しかし、どの保険会社も「同居の実態があるか」「戸籍上の配偶者がいるか」という点は共通して重視。そのため、2人の住民票や戸籍の写し、自治体のパートナーシップ証明書などが必要となるケースがほとんどです
この中でも特にパートナーシップ証明書の効力は大きく、証明書を提出すれば、手続きを簡略化する保険会社も。取得している方は極少数かと思いますが、もしも手元にある場合は活用すると良いでしょう。

以下が同性パートナーを受取人にできる生命保険一覧です。

≪ 生命保険各社の受取人手続き方法 ≫

同性パートナー対応保険会社 受取人指定方法
ライフネット生命 既定の書類を提出
AIG富士生命保険
アスモ少額短期保険
第一生命 既定の書類or渋谷区証明書を提出
日本生命
アフラック
プルデンシャル生命
オリックス生命 ※渋谷区のみ 自治体のパートナーシップ証明書類を提出
ジブラルタ生命
メットライフ生命

これらのLGBTに対応している生命保険の中でも、特に力を入れているのがライフネット生命。LGBTの方向けの特設ページを設けており、相続税の扱いについてもしっかりと説明しています。保険自体も評判が良いため、同性パートナーを受取人にできる生命保険を探している人はぜひチェックしてみると良いでしょう。

火災保険、自動車保険にも広がり

同性パートナー

2016年夏には、損害保険でもLGBTへの対応をスタート。損保最大手の東京海上日動は「配偶者」として同性パートナーも認めることを発表しました。
火災保険や自動車保険は、加入者だけでなく、配偶者の家財や怪我への保障も存在します。例えば、今までは同性パートナーの家財が燃えても何の保障もなかったところ、配偶者として認定されればパートナーの家財に対し補償金を支払い。
東京海上日動では、保険の加入にはパートナーシップ証明書、もしくは第三者の署名を含んだ確認書が必要になるとしています。

今まで保険の加入を断念していた方も、この機会に加入を検討してみてはいかがでしょう。

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