保険まめ知識

第28回 2台目の自動車保険がおトクになる割引制度

2台目の自動車保険は割引制度をフル活用

2台目の自動車保険は割引制度をフル活用

通勤・通学などで車を2台所有する家庭は少なくありません。
2台目の車を購入し、自動車保険に加入する際に「セカンドカー割引」等の案内を受けたことがある方も多いでしょう。

ところで「セカンドカー割引」とは?

セカンドカー割引は、1台目と2台目の車が一定の条件を満たす場合に適用される割引です。
通常であれば6等級(S)からスタートする2台目の車のノンフリート等級を7等級(S)から始められる制度で、等級が1ランク上がることにより保険料の割引率がアップします。

※自動車保険の6等級および7等級には、(S)と(F)の2種類があり、(S)は前年契約なし=新規契約、(F)は前年契約あり=継続契約を指します。

≪ 6等級と7等級の割引率を比較 ≫

年齢 6等級(S) 7等級(S) 6等級と7等級の差
年齢制限なし +28% +11% 17%
21歳以上 +3% -11% 14%
26歳以上 -9% -40% 31%
30歳以上

※参考 http://www.ins-saison.co.jp/otona/compensate/grade/coefficient.html?cid=WHP001

上記参考資料をみると、セカンドカー割引が適用された場合、自動車保険の保険料は、最大で40%OFFになることもあります*。2台目の車に適用される割引の中でも、とくに割引率が大きく、適用条件が整っている場合はぜひ活用したい割引制度です。

* 記名被保険者が26歳以上の場合

まずは「セカンドカー割引」の適用条件をチェック

セカンドカー割引の適用を受けるためには、1台目の車と2台目の車のそれぞれに条件が課されます。また、2台目の車の所有者や被保険者にも一定の条件があるためチェックしておきましょう。

セカンドカー割引の適用条件

  • 1台目の車の等級が11等級以上であること
  • 2台目の車が今回初めて自動車保険を契約すること
  • 1台目・2台目とも用途・車種が次の8種類であること
    • (1) 自家用普通乗用車
    • (2) 自家用小型乗用車
    • (3) 自家用軽四輪乗用車
    • (4) 自家用軽四輪貨物車
    • (5) 自家用小型貨物車
    • (6) 自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)
    • (7) 自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
    • (8) 特種用途自動車(キャンピング車)
  • 2台目の車の所有者が「個人」で以下のいずれかであること
    A:1台目の契約の記名被保険者 B:Aの配偶者C:AまたはBの同居の親族 D:1台目の車の所有者
  • 2台目の車の記名被保険者が以下のいずれかであること
    A:1台目の契約の記名被保険者 B:Aの配偶者C:AまたはBの同居の親族
  • 保険開始期が1台目の自動車保険契約の保険期間内であること

セカンドカー割引適用のために用意するもの

  • 2台目の車の車検証
  • 1台目の車の保険証券(11等級以上)

セカンドカー割引の割引率や適用条件は、保険会社による差はほとんどありません。
また、1台目と2台目の保険会社が異なっていても、条件さえ満たしていれば、2台目の保険会社で割引を受けることができます。

保険会社の中には、割引制度として、インターネット割引や証券不要割引があり、これらの割引はセカンドカー割引とも併用できる場合があります。

セカンドカー割引の特徴

  • 通常6等級(S)のノンフリート等級を7等級(S)からスタート
  • 1台目と2台目の保険会社が異なっていても条件を満たせば割引が適用される
  • 他の自動車保険の割引とも一部併用可(インターネット割引、証券不要割引等)

まだある!2台目の自動車保険料が安くなる割引制度

セカンドカー割引以外にも、2台目の車に適用される割引制度を設けている保険会社があります。代表的な保険会社が、ダイレクト型自動車保険の「ソニー損保」や「セゾン自動車火災保険」。
セカンドカー割引とは異なり、1台目と2台目の保険会社が同一であることを適用条件としているケースが一般的ですが、セカンドカー割引との併用が可能です。また、セカンドカー割引の適用条件を満たしていない場合も適用対象となるため、2台目を所持している家庭はチェックしてみると良いでしょう。

ソニー損保(自動車保険)

ソニー損保(自動車保険)

ダイレクト自動車保険トップの販売数を誇る。年間走行距離に応じて保険料が決まり、走らなかった分の保険料を翌年に繰り越すことも可能。全国9,000ヶ所に拠点を持つロードサービス体制や事故対応(1事故1担当者+チームサポート制)への評価も高い。

2台目におすすめ!

  • マイページ新規申込割引…ソニー損保契約中に2台目の車の自動車保険をマイページ(契約者専用ページ)から申し込み&契約すると初年度保険料を1,000円割引。
  • 継続時複数契約割引…ソニー損保で2台以上の自動車保険を契約中の場合、同じ契約者で継続契約を申し込むと保険料を1,000円割引。

こちらもチェック!

  • インターネット割引…新規契約10,000円OFF、継続時2,000円OFF
  • 証券不発行割引…500円OFF
  • 新車割引…普通車(3ナンバー)、小型車(5ナンバー)対象。割引率は最大5%OFF
  • 電気自動車割引…1,000円OFF
  • 継続割引…更新1回目1%OFF、2回目1.5%OFF、3回目以降2%OFF

セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)

セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)

事故率が低い40代・50代の保険料を割安(※)にした仕組みを実現。試算ページでは、保険料の内訳を見ながら必要な補償を選べる。ALSOK事故現場安心サポートが無料で利用可能。全国に約13,000箇所の拠点があるロードアシスタンスもセット可能。

(※)本商品内、同条件で他世代との比較

2台目の車に関する割引!

  • おとなの2台目割引…おとなの自動車保険にすでに加入しており、1台目の契約と同一の専用マイページから申込みした場合に保険料を600円割引。インターネット割引とも併用可能

こちらもチェック!

  • インターネット割引…新規・継続とも10,000円OFF(分割払の場合は9,960円OFF)
  • 新車割引…契約の車が自家用(普通・小型・軽四輪)乗用車で保険始期年月が、車の初年度登録(検査)年から25ヶ月以内の場合に適用
  • 電気自動車・ハイブリッド車…契約の車が自家用(普通・小型・軽四輪)乗用車の電気自動車またはハイブリッド車の場合で、保険始期年月が車の初度登録(検査)年月から13ヶ月以内の場合に保険料を1,200円OFF

「2台目の自動車保険がおトクになる割引制度」いかがでしたでしょうか。
2台目の車の自動車保険は、セカンドカー割引やダイレクト型自動車保険の各種割引制度などで節約できる可能性があります。
今までなんとなく「1台目と同じ保険会社を選んでいた」という方も、2台目の車を購入した際はこれらの割引をしっかり活用し、保険料をしっかりと節約できるベストな自動車保険を選びましょう。

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