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自転車事故で9,500万円の賠償命令

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ここ数年、環境に優しく、健康的な移動手段として自転車の注目度が高まっており、自転車人口は増加傾向にあります。

自転車に乗る人が増加するにつれ、自転車事故についても増加(2012年は2002年と比較すると自転車事故が1.3倍に増加)しており、今回自転車が凶器になるうることを再認識する判決がありました。

裁判の概要は下記の通りです。

CASE

事故内容
2008年9月に当時小学5年生だった少年が自転車を運転中、67歳の女性と衝突。女性は頭を強く打ち、現在も意識不明の重体。
民事訴訟の判決
少年の前方不注意が事故原因であるとし、保護者である母親の指導不足を認め、母親に対して女性に約3,520万円の賠償を認定。損害補償を行う損害保険会社には6,000万円の支払いを命じる

つまり小学5年生の少年が起こした事故で9,520万円という賠償が認定されたことになります。保険金はその人の年収や年齢によっても左右されるため、状況によっては億を超える巨額の賠償になっていた可能性もあります。

この事件を受け、自転車保険への加入を検討する人が急増しています。ただ自転車保険と一言で言ってもサービス内容や保証の範囲、保険料もそれぞれ異なります。保険料が安いものの中には入院補償などが付いていないものや、死亡保障の上限が低く、大きな自転車事故が起こった場合の対応に不安があるものもあります。大切なのは、万一の場合にしっかり備えるという事です。

自転車保険への加入を検討している方は、各社の自転車保険や利用者の口コミも参考に、しっかりと比較・検討した上で、自分に合ったものを見つけましょう。

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