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子どもに自転車保険は必要?加入すべき理由とおすすめの保険

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みなさんは自転車保険への加入が、どんどん義務化されているのをご存知でしょうか?初めて自転車保険の加入を義務化したのは兵庫県。2015年10月1日に全国で初めて加入を義務付けました。

2016年には大阪府が義務化に踏み切り、2017年には鹿児島県、2018年には埼玉県も義務化。2019年10月からは神奈川県も加入義務化を行います。

また2019年6月からは茨城県が加入促進のための条例を制定するなど、義務化を行っていない都道府県でも、自転車保険への積極的な加入を推奨。今後さらに義務化に踏み切る可能性は極めて高いでしょう。

都道府県の自転車保険義務化が相次ぐ理由とは?

このように各都道府県が自転車保険を義務化しているのには、理由があります。その一番の理由は、近年の自転車ブームの影響もあり、自転車に乗る人が増加しており、それに伴い自転車事故も増えているからです

特に注目すべきは子どもの事故。警視庁が発表している小学生の状態別死者数・死傷者数を見ると、小学校1年生から4年生の自転車事故がほぼ倍増していることがわかります。

また年齢関係なく交通事故全体に占める自転車関与事故の割合をまとめた統計データを見ても、自転車関与率は2016年以降、急上昇しています

自転車事故というと、軽微な事故を想像されるかもしれませんが、実は自転車事故は大きな事故に繋がる可能性を秘めています

また自転車は歩行者にとって脅威です。子どもとは言え、自転車で誰かにぶつかると、加害者になる可能性もあるのです。以下に子どもが加害者になった、自転車事故の高額賠償事例をまとめました。

このような高額賠償のリスクがあることも、自転車保険への加入が義務付けられる要因になっていることは、間違いありません。

自転車事故の高額賠償事例

■ 小学生

CASE1 損害賠償額:9,520 万円
坂道を下ってきた小学5年の少年の自転車が歩行中の62 歳女性に衝突。歩行者の女性が意識不明になる。
(判決:神戸地裁、判決日:平成25年7月)

■ 中学生

CASE1 損害賠償額:3,124 万円
男子中学生が夜間無灯火で自転車を走行中、対面歩行の女性(75 歳)と衝突し、女性には重大な障害(後遺障害2級)が残る。
(判決:名古屋地裁、判決日:平成14年9月)
CASE2 損害賠償額:3,000 万円
歩道上で無灯火の15 歳男性の自転車が歩行中の62 歳男性と正面衝突し、歩行者の男性が死亡する。
(判決:大阪地裁、判決日:平成19年7月)

■ 高校生

CASE1 損害賠償額:3,138 万円
男子高校生が自転車で歩道から交差点に無理に進入、女性の保険勧誘員(60 歳)が運転する自転車と衝突した結果、保険勧誘員は頭蓋骨を骨折。9日後に死亡した。
(判決:さいたま地裁、判決日:平成14年2月)
CASE2 損害賠償額:4,043 万円
男子高校生が赤信号で交差点の横断歩道を走行し、旋盤工(62歳)の男性が運転するオートバイと衝突。旋盤工は頭蓋内を損傷し、13 日後に死亡した。
(判決:東京地裁、判決日:平成17年9月)
CASE3 損害賠償額:5,000 万円
女子高校生が夜間、携帯電話を操作しながら無灯火で走行中、前方を歩行中の看護師(57 歳)の女性と衝突。看護師には重大な障害(手足がしびれて歩行困難)が残った。
(判決:横浜地裁、判決日:平成17年11月)
CASE4 損害賠償額:9,266 万円
自転車運転中の男子高校生が車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた24 歳会社員男性と衝突。会社員の男性は、言語機能の喪失等、重大な障害が残った。
(判決:東京地裁、判決日:平成20年6月)

自転車は被害者にも加害者にもなり得る乗り物。自転車保険には加入しよう

自転車事故は決して他人ごとではありません。自転車に乗っている人であれば、誰もが被害者にも加害者にもなり得ます。またそこに大人かどうかは関係なく、大切な子どもが重大な事故に巻き込まれてしまうこともあるのです。

たとえ0.1%だったとしても、人生を大きく狂わすような事故への備えはしっかりしておくべきでしょう。

保険比較では、実際に自転車保険を利用したユーザーの口コミを参考に、評判の良い自転車保険を徹底的に調査し、2019年度版のランキングを作成しています。

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自転車保険の中には、一つの保険に入ることで、家族全体をカバーしてくれるものも少なくありません。子どもしか自転車に乗らない場合は子ども専用の自転車保険。家族で乗る場合は、家族全員を守ってくれる自転車保険への加入がおすすめです。

上記のランキングの結果も参考に、子どもも含め自転車事故のリスクからしっかり守ってくれる保険に加入しておきましょう。

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