自動車業界向けのマーケティング＆コンサルティング会社「J.D.Power」が自動車保険の満足度を調査した2014年度の結果を発表しました。調査対象は自動車保険に新規で加入した約8,300人と、自動車保険の既契約者約9,000人。新規加入者に対しては「契約内容／契約手続き」「価格」「契約チャネル」の3項目、既契約者には「契約内容／契約手続き」「価格」「保険証券」「顧客対応」「事故対応／保険金支払」の5つの項目に対する満足度から、ダイレクト系自動車保険の総合満足度を算出しています。

その結果、新規加入者、契約者の満足度ランキングは以下の通りとなりました。

新規加入者、既契約者共に高い支持を得たのが、セゾン自動車火災保険。昨年に引き続き満足度第1位を獲得しています。「契約内容／契約手続き」が特に高い評価を受け、メインターゲットを40代・50代に絞ることによって実現した割安な保険料と、ホームページ上で簡単に作成できる分かりやすい見積もりが人気を得ているといえるでしょう。

2つのランキングでセゾン自動車保険の次に高い満足度を獲得したのは、SBI損保。「価格」においてトップの評価を受けており、走行距離によって保険料が変動しない点が、長距離ドライバーの支持を得ていることが推測されます。

「契約内容／契約手続き」「価格」で平均を上回ったイーデザイン損保は、インターネット割引や証券e割など豊富な割引サービスが新規加入者からの支持を受けた要因として挙げられます。また、車両保険などスタンダードな特約に加え、レンタカー費用補償、新車再購入費用補償など他の自動車保険と比較して多彩な特約が選べる点も高評価のポイントでしょう。

ソニー損保は新規加入者からの評価は低い一方で、既契約者の満足度では急浮上し、2位につけています。「顧客対応」「事故対応/保険金支払い」でトップ評価を得ており、契約後のアフターフォローが既契約者から高い満足度を引き出していることが伺えます。

≪ 満足度の高い自動車保険4社のサービス比較 ≫

実際に契約した人から見た満足度は自動車保険選びに役立つ重要な情報。今回の調査から自動車保険それぞれの個性を把握して、自分に向いている自動車保険を探してみてください。