保険ニュース

自動車保険 ニュース

損保ジャパン日本興亜、あいおいニッセイ損保、ソニー損保他、導入が相次ぐテレマティクス保険とは?

今月の保険比較ニュースは、損保ジャパン日本興亜、あいおいニッセイ損保、ソニー損保他、自動車保険の大手が取り組む新しい保険の形、テレマティクス保険をご紹介します。
これまでは年齢や自動車保険に付帯させる補償内容、車に乗る頻度や属性、自動車保険の等級などによって保険料が決まってきましたが、テレマティクス保険が本格導入されると、ここに安全運転を日常的に心がけているかどうかが加わります。

それではもう少し詳しく、テレマティクス保険の仕組みを見ていきましょう。

保険先進国で導入が進むテレマティクス保険とは?

自動車・イメージ画像

テレマティクス保険とは、テレコミュニケーション(Telecommunication:遠距離通信)とインフォマティクス(Informatics:情報科学)を掛け合わせて作られた造語で、車と通信することで得られる情報を科学的に解析し、個々の保険料を決めることができる点が最大の特徴です。

具体的にはスマホやビーコンなどを運転する車に設置することで、端末から運転した日時や走行距離、位置情報、速度、アクセルやブレーキの頻度などが、通信され、その情報をもとに、安全な運転を行っていると判断されれば、保険料が安くなります。

ちなみに保険先進国である欧州や米国では、日本に先行し導入が進んでおり、数年以内に3割以上がテレマティクス保険に置き換わると言われています。

テレマティクス保険のメリット

テレマティクス保険には保険料が安くなる以外にも様々なメリットがあります。以下は主なメリットを箇条書きにしたものです。

  1. 1安全運転に対する意識が向上する
  2. 2保険料が安くなる
  3. 3事故率が低下する

これらの項目は密接に関係しており、安全運転を心がけると保険料が安くなることから、ドライバーが運転に気を付ける、その結果事故率が低下する効果を期待できるという訳です。

この仕組みはドライバーにとっても保険会社にとっても大きなメリットがあることから、今後は飛躍的に導入が進んでいくと考えられます。

日本のテレマティクス保険の現状

それでは最後に日本のテレマティクス保険の現状をご紹介します。2017年12月現在、テレマティクス保険に取り組んでいる主な損害保険会社は以下の3社です。(※チューリッヒ保険もテレマティクス保険をテストしていますが、現在は販売を終了しているので、割愛)

損保ジャパン日本興亜
ポータブルスマイリングロード

損保ジャパン日本興亜 スマイリングロード

ナビタイムの最新ナビ機能を利用できる無料のカーナビアプリ「スマイリングロード」が、運転前はドライブプランの作成、運転中は安全ルート検索、運転後は運転診断でドライバーをしっかりサポート。運転診断で高評価を獲得すると保険料が割引に

あいおいニッセイ同和損保
タフ・見守るクルマの保険

あいおいニッセイ同和損保 タフ・見守るクルマの保険

専用車載器とスマホを連携させることで、事故が起こらないよう日々の安全運転をサポート。また1回の運転毎、及び1か月毎に運転診断結果をレポート提供

ソニー損保の自動車保険「やさしい運転キャッシュバック型」

ソニー損保の自動車保険「やさしい運転キャッシュバック型」

ソニー損保が提供するドライブカウンタが付いた新しい自動車保険。急発進・急ブレーキの発生状況と事故リスクに注目し、独自の基準でドライバーの運転がスムーズと判断した場合、保険料がキャッシュバックされる。

まとめ

今回の保険比較のニュースは、自動車保険の新しい形「テレマティクス保険」に注目し、その現状をご紹介しました。

2018年にはさらに多くの損害保険会社がテレマティクス保険に取り組むことが予想されます。今後も保険比較ニュースで最新の情報を取り上げていくので、利用を検討されている方は是非チェックしてみてください。

ページトップへ