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2018年の自動車保険契約者満足度調査の結果は?
今月の保険比較のニュースは、2018年7月10日に民間調査会社大手J.D.パワーが公表した「2018年自動車保険契約者満足度調査」の結果を取り上げます。
実施した期間は2018年5月、実施形態はインターネット、回答者数は7,780名としており、2018年度の自動車保険の繁忙期後に調査を実施しており、回答者の規模が大きいことから、調査結果には一定の信頼がおけそうです。
またJ.D.パワーでは代理店を介して契約する代理店型の自動車保険と、インターネットや電話などを経由し直接契約するダイレクト型の自動車保険で調査を分け、異なる結果として発表しています。以前はこの2つを合算し、総合評価したランキングを公表していましたが、それがなくなったのは少し残念です。
では早速今回の結果を見ていきましょう。
≪ 顧客満足度ランキング(代理店系保険会社) ≫
1位 | 楽天損保(旧朝日火災) | スコア657 |
---|---|---|
2位 | AIG損保 | スコア656 |
3位 | 東京海上日動 | スコア644 |
4位 | 損保ジャパン日本興亜 | スコア637 |
5位 | 三井住友海上 | スコア636 |
5位 | 日新火災 | スコア636 |
7位 | あいおいニッセイ同和損保 | スコア627 |
8位 | 共栄火災 | スコア626 |
代理店系平均スコア 638 |
出典:J.D.パワー2018年自動車保険契約者満足度調査
1位にランクインした楽天損保(旧朝日火災)は、中堅の損害保険会社ですが、代理店型の自動車保険の中で競争力の高い保険料を実現し、1位を獲得。2位にランクインしたAIG損保は常にランキングで上位にランクインしており、高い顧客満足度に定評があります。ちなみに全体平均を上回ったのは3位まで。4位以下は顧客から厳しい評価を下されていると言えそうです。
それでは次にダイレクト損保の結果を見ていきましょう。
≪ 顧客満足度ランキング(ダイレクト系保険会社) ≫
1位 | ソニー損保 | スコア681 |
---|---|---|
2位 | セゾン自動車火災保険 | スコア673 |
3位 | セコム損保 | スコア666 |
4位 | イーデザイン損保 | スコア661 |
5位 | SBI損保 | スコア655 |
6位 | チューリッヒ保険 | スコア652 |
7位 | 三井ダイレクト損保 | スコア649 |
8位 | アクサダイレクト | スコア647 |
ダイレクト系平均スコア 661 |
出典:J.D.パワー2018年自動車保険契約者満足度調査
ダイレクト損保の結果も大きく変動しています。ソニー損保は2017年度を大きく上回る評価を獲得し、1位にランクイン。セゾン損保は安定して上位を獲得。セコム損保は、順位を大幅アップさせ、3位に食い込みました。
今回J.D.パワーは総合ランキングを発表していませんが、満足度の測定方法を見る限り、代理店系保険会社とダイレクト系保険会社に大きな差はなさそうです。この2つのランキングを統合し、上位5位までランキングすると以下の結果になります。
≪ 顧客満足度調査(合算版) ≫
1位 | ソニー損保 | スコア681 |
---|---|---|
2位 | セゾン自動車火災保険 | スコア673 |
3位 | セコム損保 | スコア666 |
4位 | イーデザイン損保 | スコア661 |
5位 | 楽天損保(旧朝日火災) | スコア657 |
代理店型とダイレクト型ではサービス内容が異なるため、完全に同列に比較することはできませんが、顧客満足度の数値で見る限り、ダイレクト型の自動車保険が代理店型を上回っていると言えるでしょう。
また保険比較では、様々な調査会社が実施している顧客満足度調査の結果と、実際に保険を利用している利用者の口コミ・評判を考慮した上で、損害保険会社を格付けした自動車保険比較を公表しています。
こちらの結果も是非チェックしてみてください。