ペット保険への加入を検討しているが、何をポイントに選べば良いのかわからないという方は少なくありません。

2016年8月に株式会社ジャストシステムが発表した「ペット向けサービス利用動向調査」の結果を見ると、実際にペット保険に加入したユーザーが何を重視し、ペット保険を選んだのかがわかります。
本調査は犬または猫を飼っている20歳以上の男女664名を対象に、ペット保険の加入率を調査。その結果、加入している方は全体の24.5％と、約4分の1の方がすでにペット保険に加入しているという実態が明らかに。さらに加入者を対象に、補償額や内容以外で保険加入を決めたポイントを質問した結果、以下の回答が得られています。

ペット保険加入者が重視したポイントでランキング1位となった「全国の動物病院に対応」は、ほとんどのペット保険が補償しているサービスですが、やはりいざという時に使えなければ意味がないので、多くの方がまず最初にチェックするペット保険の必須条件となっているようです。
注目したいのは、2位の「インターネット割引」と3位の「窓口精算（病院窓口で、保険請求）」。この二つの項目に注目し、ペット保険の選び方をもう少し深く考察してみましょう。

まず2位の「インターネット割引」は、ペット保険によってサービス内容が大きく異なります。例えば、本サイトの「ペット保険比較」で紹介しているアイペット『うちの子ライト』は、インターネットから申し込みで保険料が10％割引になります。
ちなみに保険比較編集部の調べでは、インターネット割引を実施しているペット保険の数は意外に少なく、ネットで加入できるペット保険は、そもそも保険料が十分に割安に設定されているので、実際にはインターネット割引ではなく、保険料でしっかり比較することが大切と言えるでしょう。

3位の「窓口精算」は、精算時に保険証を提出するだけでペット保険料を請求できるサービスです。対応している動物病院であれば、保険負担分を差し引いた差額のみを支払うだけでOK。手続きは病院側が代行してくれるので、余計な手間がかかりません。2016年9月時点では「窓口精算」に対応したペット保険は非常に限られています。

ペット保険は、万が一の際、大切なペットに十分な治療を受けてもらうための備えであり、家計の負担を減らす手段でもあります。ペット保険を選ぶ際は、保険料だけではなく、補償額やサービス内容、対応する動物病院や保険請求の仕方などをしっかりチェックすることが大切です。

選んだペット保険が実際の利用しようと思ったときに使えないという事がないよう、本ニュースのランキングや「ペット保険比較」も参考に、それぞれの家庭に合った最適なペット保険を選びましょう。