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ペット保険への加入者増に伴いトラブルも増加。ペット保険選びのポイントは?

長引く金利の低迷によって、終身保険や学資保険の利率が見直される中、毎年大幅に加入者を増やしているのがペット保険です。

富士経済の調査では2016年末日時点でのペット保険の契約者数は約123万件、今後もこの伸びは続くと予想しており、2017年末には135万件に達すると予測しています。

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また市場規模に関しても現在はまだ数百億円規模ですが、野村総合研究所の野崎洋之上級コンサルタントによると、将来的には2千億~3千億円程度まで拡大する可能性があるという見解を示しています。

これだけ市場が成長し、加入者が増えてくると、必ずトラブルも増加します。ペット保険もその例外ではなく、トラブルが急増しており、消費生活センターに持ち込まれ、問題になるケースが増えてきました

ペット保険に加入する際、特に気を付けたいのが保険金の支払いに関するトラブルです。実際に弊社運営のペット保険ランキングに投稿される口コミを分析すると、保険金の支払いに関するものが大部分を占めています。

具体的には下記のような口コミが多数投稿されていました。

  • あまりよく考えずに保険料が安い加入者5割負担のペット保険に加入したが、もう少し保険金の比率を上げてもよかった。
  • 保険金を請求したものの支払われなかった。先天疾患については支払われないということだったが、後天性の可能性もある病気。きちんと規約を確認すべきだった。
  • 全身麻酔の抜歯手術が保険の適用外と言われた。他のペット保険には手術を伴う保険治療をカバーしているものもある。

これらの口コミの例からわかることは、ペット保険に加入する際は、かかった費用に対してどのような割合で保険金が支払われるのかという点をしっかり把握するとともに、どういった場合に保険金が支払われるのか、また保険金の支払い対象外となるケースはどういう場合なのかを事前にしっかり確認したうえで加入することが不要なトラブルを避ける上で欠かせないという点でしょう。

また最近になって大手損害保険会社もペット保険市場に参入していますが、保険料の設定が小規模事業者と比較すると、割高になっている点には注意が必要です。一方で顧客対応という点では大手損害保険会社に1日の長があるのも事実。ペット保険を選ぶ際は、周囲でペット保険に加入している人の話を聞くか、ネット上に掲載されている各ペット保険の評判をチェックするのも良いでしょう。

私たちが医療保険や生命保険に加入する際は、様々な保険会社の商品をしっかり比較するのと同じように、ペット保険に加入する際も、大切な家族であるペットのため、しっかり比較し、良い保険を選びましょう

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