交通事故の対応マニュアル

交通事故の体験談と示談事例
被害者のはずが「過失6割」?示談で揉めたKさんの体験談

示談交渉は、交通事故が原因で発生した様々なトラブルの解決手段として、最も一般的な方法。人身事故が発生した際には、ほとんどのケースで示談が行われます。 示談交渉は、双方ともに納得がいく形で同意するのが理想的ですが、実際は相手側と意見が食い違い、交渉がこじれてしまうことも珍しくありません。

そこで、本特集では、実際に人身事故の被害者となったKさんの体験談をもとに、交渉のこじれから最終的に示談に至るまで、その経緯とポイントを学んでいきましょう

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ベリーベスト法律事務所所

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交通事故示談でトップクラスの実績を誇る弁護士法人。2017年1月時点で約3,000件の交通事故のトラブルを解決に導いており、その実績はトップクラス。もらい事故の相談含め、交通事故の初回相談料・着手金無料。報酬の後払いに対応している点も嬉しい。

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交通事故の体験談と示談事例

Profile人身事故の被害者となったKさん

バイクが趣味の30代男性。社会人になりたての時期に交通事故の被害者となる。

交通事故体験談-大通りを走行中にタクシーと衝突 納得できない過失割合

10年ほど前、バイクで大通りを走っていたときでした。
左路地から飛び出してきたタクシーを避けきれず衝突。バイクは大破し、自分もすぐに救急車で病院へ運ばれました。緊急手術が行われ、1週間ほど入院。その後も1ヶ月の通院とリハビリを経て、やっと仕事に戻ることができました。
ここまででも自分にとっては大変な修羅場だったのですが、退院後に始まった示談交渉も、一筋縄では行かないものに・・・

タクシーとの事故では、ドライバーが任意保険へ加入していないケースや、会社が保険を使わせないケースがあるようです。私の場合も、タクシー会社と交渉をすることとなりました(こちらの代理人は保険会社の担当者です)。
そこで最初に主張されたのが、「過失割合6:4」。しかも、路地から飛び出したタクシーではなく、大通りを走っていたこちらが「6」だと言うのです

正直耳を疑いました。

相手側の根拠としては「お互いが走行中だった」「前方不注意があった」「すり抜け行為があった」とのことでした。しかし、私が走っていた大通りが優先道路なのは間違いなく、追い越しも問題ない区間です。相手の言い分が間違っていることは確実なのに、こちらの主張がなかなか通らず、過失割合の交渉に相当な時間と労力を使いました。
保険会社の担当者に粘ってもらい、最終的に過失は「0.5:9.5」(もちろん私が0.5です)となりましたが、正しい主張がなぜ通らないのか、とても悔しかったことを覚えています

交通事故の示談事例-2つの後悔と2つの教訓

過失割合を0.5に引き下げ、最終的に示談に至るまで、結局4ヶ月が経過していました。

示談金は70万円程度。内訳はバイクの弁償代が40万円で、残りが休業損害、慰謝料、通院の交通費でした(治療費は直接請求)。
保険会社に最後までがんばってもらった結果の金額ですから、当時はこんなものだろうと思っていましたが、
その後、様々な人の意見を聞くなかで、どんどんと示談した内容への後悔が・・・。

後悔したポイントは大きく分けて2つあります

1.後遺障害等級認定を諦めてしまったこと

交通事故で負ってしまった痺れや痛みは、医師の診断書を揃え、認定機関へ提出することで、「後遺障害等級認定」を受けることができる可能性があります。この認定を受ければ、後遺障害に対する慰謝料をもらうことができるのです

10年前の交通事故で、私はヒザ下に大ケガを負った結果、神経の一部が損傷し、今でも痺れが残っています。
しかし、当時の私は「後遺障害認定等級」を申請しませんでした。それは、後遺障害等級認定を自分で調べてもよくわからず、詳しい手続きを教えてくれる人もいなかったから。また、後遺障害等級を取ることで、仕事に何か影響がでないか、不安になったからでもあります

今なら、後遺障害等級認定を会社に報告する必要はないこと、障害者認定とは異なる制度であることを知っていますが、当時はそれもわからなかった。
10年経っても消えない足の痺れに対して、何の慰謝料も得られなかったことが悔やまれます。

2.弁護士基準を検討しなかったこと

慰謝料には3つの基準があり、弁護士に代理人をお願いした場合の「弁護士基準」が一番高い。・・・当時もそのことは知っていましたが、保険会社に頼んでいるのだから、中間の「任意保険基準」で当然だと、そんな風に思っていました。
しかし実際に任意保険基準で算出された金額は、一番安い「自賠責基準」よりも少しだけ高い程度。相手にごねられた時間や手間を考えると、その金額で埋め合わせができた気は全くしませんでした。

このような結果になるなら、多少依頼に費用がかかっても、弁護士へ示談交渉を頼んだ良かったのではないかと、今では思います。

この交通事故の示談で得た教訓は2つ。「自分で知識を持つこと」と「早い段階で専門家へ依頼すること」。
そもそも当時の自分は、どうしたら損害に対して適正な示談金を支払ってもらえるのか、知識がない状態でした。保険会社が示談交渉を担ってくれたものの、保険会社の領分を超えることは、当然ですがサポートの範囲外です。後遺障害をどうするのか、過失割合をどこまで戦うのかなどの最終的な意思決定は自分自身ですべきであり、知識がなければ正しい選択もできないと感じました。

そして、一番思うのは、最初に過失割合が食い違ったときや、後遺障害等級認定で悩んだとき、できるだけ早めに、弁護士のような専門家に相談しておくべきだったということです。弁護士に任せておけば、弁護士基準で慰謝料を請求でき、後遺障害等級についても力を貸してもらい、そして何より、自分では全くわからなかった示談のノウハウを聞くことができたはずです。交通事故の示談で弁護士に相談するという考えがそもそもなかったことが今でも悔やまれます。

まとめ

交通事故の示談事例

Kさんの交通事故の示談事例はいかがでしたでしょうか?

保険比較編集部では、交通事故に備える手段として、まず、自動車保険に 弁護士特約 をつけることをおすすめしています。弁護士特約は年間保険料1,000円台で、弁護士費用を300万円まで保険会社が負担してくれる特約です。交通事故の発生率と、保証金額を考慮すると、非常にお得な特約と言えるでしょう。

そしてなにより、交通事故の示談交渉では、早い段階で弁護士へ相談することが大切です。慰謝料の基準が異なるというだけでなく、弁護士を立てることで、交渉の手間を減らし、事故後の負担を軽減することにつながります。

最後に、全国対応で交通事故に強い弁護士事務所をご紹介しますので、交通事故の示談にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

ベリーベスト法律事務所所

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ベリーベスト法律事務所は交通事故示談に強い弁護士法人。2017年1月現在の交通事故相談件数は27,545件、交通事故解決実績は2,931件と数ある弁護士法人の中でもトップクラスの実績を誇っている。 ホームページ上では解決事例や相談までの流れをわかりやすく解説。また慰謝料無料診断サービスや損害賠償無料計算ツールなど、便利なサービスを多数提供しているので、上手く活用すると良いだろう。
初回相談料・着手金共に無料、報酬金の後払いに対応している点も嬉しい。交通事故に強い弁護士を探している方であれば相談する価値がある弁護士事務所であることは間違いない。

支部 東京、札幌、仙台、大宮、千葉、立川、川崎、横浜、新潟、静岡、名古屋、京都、大阪、堺、神戸、広島、北九州、福岡
電話相談 0120-94-9571 0120-94-9571
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料金
  • 相談料:0円
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全国に弁護士事務所を展開する大手弁護士事務所ALG&Associates。9都市に支部を設置し、電話での相談にも24時間対応している。 弁護士法人ALGの特徴は交通事故解決の経験が豊富な弁護士を擁していること。累計相談件数は2万3,000件以上に上り、国内トップクラスの実績を持つ。
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支部 東京、千葉、横浜、埼玉、宇都宮、名古屋、大阪、姫路、福岡
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料金
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