保険まめ知識

第32回 自動車保険の特約を考えよう!
おすすめの特約とは?

自動車保険の特約について理解を深めよう

自動車保険の特約について理解を深めよう

車を所有しているすべての人に、加入の義務がある自賠責保険。それに加え、自賠責保険ではカバーしきれない事故や損害を補償する、任意加入の自動車保険に加入している方が多いと思います。

任意加入の自動車保険には、各社さまざまな特約が用意されています。中には保険料を抑えるために、特約を付けていないという方もいらっしゃるかもしれません。たしかに、保険料の負担は少ないに越したことはありませんが、万が一の場合特約を付けていなかったばかりに大きな損失を被ってしまうケースがあるのも事実です。

現在加入している自動車保険は、どこまで補償してくれるのか、どのような部分が特約で補えるのか、十分理解をしておくことが大切。リスクをできるだけ緩和するためにも、利用価値の高い特約を検討することも必要です。
今回は自動車保険加入時に、併せて加入を検討したいおすすめの特約について紹介していきます。

関連ランキング
自動車保険比較…ダイレクト型の自動車保険を中心に、加入者の口コミや補償内容、保険料、ロードサービスなどを比較!加入者の評判が良いおすすめの自動車保険はどれ?

おすすめの特約1:弁護士費用特約

おすすめの特約1:弁護士費用特約

弁護士費用特約とは、交通事故の被害者になった場合に役に立つ特約です。交通事故に巻き込まれた場合(もらい事故)、被害者側は加害者側に損害賠償請求をすることになります。
ところが、任意加入の自動車保険は、本来、交通事故の「加害者」を補償対象としているため、自身が「被害者」となった場合には、自動車保険が提供する示談交渉などのサービスを利用することができません。相手方への損害賠償請求は、原則的に自分で行う必要があるのです。

損害賠償請求に必要な法的知識がない場合は、弁護士に法律相談や実際の各種手続き等のサポートを依頼することになりますが、費用はすべて自己負担となります。この費用をカバーしてくれるのが、弁護士費用特約です。保険会社によって名称は異なり「自動車弁護士費用等補償特約」「弁護士費用補償特約」とも呼ばれることがあります。

弁護士費用特約は、付帯しておくことで、もらい事故のリスクに備えることができます。弁護士費用特約を使用しても保険等級が下がることはないうえ、追加保険料も高くないため、加入しておくことをおすすめします。保険会社によっては、弁護士の紹介サービスを行っているところもあります。

ただし、実際にもらい事故に遭い、弁護士費用特約を利用する場合は、保険会社の同意が必要。加入時は、利用時の規定や条件などの詳細を確認しておくと良いでしょう。

おすすめの特約2:個人賠償責任特約

おすすめの特約2:個人賠償責任特約

個人賠償責任特約とは、日常生活で他人の身体や財産に損害を与え、賠償責任を負ってしまった際の金銭的負担を補償する特約です。

各保険会社により、その補償内容・補償範囲は異なりますが、自動車事故以外の日常的な事故もカバーしてくれるのが最大のメリット。さらに、自動車保険の加入者(自分自身や配偶者等)だけではなく、子どもや同居の親族等にも適用されるケースの多い補償範囲の広い特約です

例えば、子どもが自転車で他人に損害を与えてしまった場合。個人賠償責任特約に加入をしていなければ、その損害は自己負担となります。しかし、個人賠償責任特約に加入していることで、それらの損害賠償をカバーすることができます。

保険金の金額も高めに設定されており、中には「無制限」という商品も存在します。ほとんどの個人賠償責任特約には損害賠償請求に係る示談交渉サービスも付帯
ただし、あくまでも特約なので、任意の自動車保険に加入していることが条件です。詳細な適用条件や補償内容は各保険会社により異なるため、契約内容を十分理解した上で加入するようにしましょう。

おすすめの特約3:対物超過修理費特約

おすすめの特約3:対物超過修理費特約

対物超過修理費特約とは、あなたが事故を起こしてしまい、相手の車の修理費用が時価額を超えてしまう場合、時価額を超えた部分を補償してくれる特約です。

前提として知っておきたいのは、対物賠償保険を限度額「無制限」で加入している場合でも、時価額を超えた費用については補償されないということです。

例えば、事故相手の車の時価額が50万円だったとします。70万円の修理費がかかった場合、無制限の対物賠償保険に加入していても、補償される範囲は時価額の50万円まで。つまり、残りの20万円は本来自己負担となってしまいます。この20万円の部分をカバーするのが、対物超過修理費特約です。

車の時価額は希少性の高いものを除き、購入から時間が経つに従って常に下がっていきます。そのため、修理費が対物賠償保険の補償額を超えるケースは決して珍しくありません
対物超過修理費特約も追加の保険料は小額ですので、加入を検討したい特約の一つです。

おもな自動車保険の特約をチェック

ソニー損保 自動車保険

ソニー損保 自動車保険

おもな特徴
  • インターネット経由での新規申し込みで、保険料が最大10,000円割引
  • 予想年間走行距離により保険料を算出
  • 予想走行距離に満たなかった場合の保険料を翌年に繰り越せる(くりこし割引)
弁護士費用特約
個人賠償責任特約
対物超過修理費特約
(自動セット)
その他のおもな特約
  • おりても特約
  • ファミリーバイク特約

SBI損保 自動車保険

SBI損保 自動車保険

おもな特徴
  • インターネット契約の保険申込で保険料が10,000円OFF
  • 年間走行距離によって保険料が変動しない
  • 自転車事故補償特約を追加可能
  • 保険料の割引制度が充実
弁護士費用特約
個人賠償責任特約
対物超過修理費特約
その他のおもな特約
  • 全損時諸費用保険金特約
  • 自宅・車庫等修理費用補償特約
  • ファミリーバイク特約
  • 自転車事故補償特約
  • 車内外身の回り品補償特約

イーデザイン損保 自動車保険

イーデザイン損保 自動車保険

おもな特徴
  • インターネット契約の保険申込で保険料が10,000円OFF
  • 東京海上日動グループのインターネット専業自動車保険
  • 保険期間中無事故だった場合に翌年の保険料を割引する「無事故割引」を提供
弁護士費用特約
(自動セット)
個人賠償責任特約
対物超過修理費特約
その他のおもな特約
  • 入院時諸費用特約
  • 育英費用特約
  • 女性のお顔手術費用特約
  • 車両全損時諸費用特約
  • 車両新価保険特約
  • 事故時レンタカー費用特約
  • 車載身の回り品補償特約
  • ファミリーバイク特約

自動車保険という転ばぬ先の杖を強化しよう

自動車保険という転ばぬ先の杖を強化しよう

任意加入の自動車保険では、特約は必須ではありません。しかし、事故はいつ起こるか誰にもわからないもの。万が一、自身が事故を起こしてしまったり、事故に巻き込まれてしまったときのために特約を検討し加入しておくことは、リスク回避の観点からも有効な方法です。

追加保険料を確認しながら、無理のない範囲で最大限の補償を受けることができるよう、これを機に特約を前向きに検討してみてはいかがでしょう。

今回紹介した3つの特約は、事故が起こればあなたの身を助けてくれるものです。保険はよく「転ばぬ先の杖」と表現されますが、特約はそれをより安全なものに強化してくれる存在です。目に見えないリスクに備えるためにも、転ばぬ先の杖を強化しておきましょう。

ページトップへ

ページトップへ