第38回 自動車保険に即日加入
もしくは翌日から加入する方法
自動車事故の1割は対人賠償未加入の可能性あり。万一に備え自動車保険には忘れず加入しよう
そろそろ自動車保険の契約が満期になることはわかっていたものの、忙しさにかまけて更新を忘れていたら、今日（明日）が契約の期日だった！という方は、実は少なくありません。
その際に一番やってはいけないのが、自動車保険に加入せず、車を運転することです。事故というものは、いつだって自分の思いもよらない時に起こるもの。いつも自動車保険に加入しているのに、加入していなかったわずかな期間に事故を起こし、数百万、数千万の賠償金を請求されては、これまで自動車保険に加入していた意味もなくなってしまいます。
ちなみに損害保険料算出機構の統計データ「自動車保険の概況（2016年度版）」によると、対人賠償の加入率は合計87.8％となっています。
※対人賠償に入っていないということは、自動車保険に入っていないこととほぼ同義であり、実に12.2％もの方が自動車保険に入っていない可能性があるのです。
自動車事故に入っていない方の事故率まではわかりませんが、確率論で言えば事故を起こす人の10人に1人が自動車保険に入っていないと言えるでしょう。
この10人に1人に万が一にも該当してはいけません。自動車保険の契約更新を忘れていた方は、本特集を参考に、即日加入もしくは翌日から自動車保険に加入しましょう。
目次
自動車保険に即日加入する際の注意点
そもそも自動車保険に即日加入することはできるのでしょうか？
結論から述べると、自動車保険によっては可能です。ただし更新期日がギリギリになると、即日加入できないケースもあるので、どの自動車保険でも加入できるという訳ではありません。
また自動車保険の契約をする際は、補償が有効になる日、保険始期日を設定します。即日加入する場合は、この保険始期日を当日に、翌日に設定する場合は、翌日に設定しましょう。
自動車保険の即日加入、または翌日からの加入を目指す場合、もう1点注意しなければいけない点があります。
それは、契約を焦るあまり補償内容をしっかり精査せず、不要な補償をつけたまま、自動車保険に加入してしまうケースが多いという点です。
できる限り早く保険に加入したいという気持ちは大切ですが、限られた時間の中でしっかり比較し、お得な自動車保険に加入しましょう。
自動車保険に即日加入する方法
自動車保険に即日加入する方法は、大きく分けて2つあります。1つは代理店型と呼ばれる自動車保険に加入する方法です。代理店型は損害保険会社と直接契約するのではなく、保険代理店を経由し、自動車保険の契約を行うことになります。
代理店型は、代理店の営業時間内で代理店が契約を受け付ける場合に限り、即日加入に対応しています。代理店によっては連絡後すぐに対応してくれるケースもありますが、代理店型は取り扱う自動車保険のほとんどが大手損保になるため、保険料に関しては高くなるケースが多いでしょう。
もう1つは通販型と呼ばれる自動車保険に加入する方法です。通販型の自動車保険の場合、インターネット経由で申し込む方式が主流ですが、その場合、即日加入することはできません。
この通販型の自動車保険に即日加入するためには、保険始期日を当日してもらうため、コールセンターに電話し、契約を依頼する必要があります。
また通販型自動車保険も代理店型同様、全ての自動車保険が対応しているとは限りません。保険に加入する際は、加入を希望する通販型自動車保険のコールセンターに確認した上で申し込みましょう。
※コールセンター経由での申し込みは、通販型自動車保険の多くが実施しているインターネット割引の対象外になることから、極力即日加入は避けたほうがお得です。
自動車保険に翌日から加入する方法
即日加入が絶対条件でない場合は、ネット経由で加入手続きが完了し、翌日から補償が有効になる通販型自動車保険の利用をおすすめします。
ここで注意しなければいけないのが、通販型自動車保険に翌日から加入する場合、保険料の支払いを速やかに済ませる必要があるという点です。保険申し込み時の保険料の支払い方法にクレジットカード払いを指定すれば、カードの与信に落ちない限り、決済の問題で契約できなかったということはありません（※通販型自動車保険の中には翌日からの契約を希望するの場合、クレジットカード払い以外受け付けていないケースも）。
自動車保険に翌日からの加入を希望される方は、手元に保険証券とクレジットカード、契約内容を変更したい場合は車検証を手元に用意し、保険始期日の設定に注意た上で、申し込みを行いましょう。
以下は保険比較 編集部がおすすめする通販型自動車保険です。
翌日加入できるおすすめの自動車保険 その
特徴
契約窓口をインターネットと電話に限定し、走行距離に応じて保険料が決まる仕組みを採用することで、割安な保険料を実現。ダイレクト自動車保険15年連続売上No.1という圧倒的な実績を誇っている。さらにネットからの申し込みで最大10,500円割引になるサービスを実施（※翌日契約する場合も割引を適用）。万一の事故の際は、24時間365日即日初動対応、ロードサービスの拠点数も全国約9,000か所と代理店型と比較してもそん色ないサービスを提供している。
翌日加入するポイント
一部例外を除き、翌日からの加入を希望する場合、原則としてインターネット経由での申し込みに対応
即日加入しなくて済むなら選択肢が増える翌日加入がおすすめ
今回の保険比較の特集は、即日加入もしくは翌日から自動車保険に加入する方法をご紹介しました。
自動車保険の更新（もしくは乗り換え）は、本来早ければ早いほど割引などのメリットがあります。今回は期日がギリギリ、もしくは期日を過ぎてしまったかもしれませんが、次回の更新のタイミングでは、事前にしっかり手続きが完了するよう心掛けましょう！