目次

• 生命保険の意外な活用法。付帯サービスに注目！
• 生命保険の付帯サービスの主な内容、メリット＆デメリットは？
• 本当に役に立つ生命保険の付帯サービスはどれ？
• 生命保険の付帯サービスを比較しよう

生命保険の意外な活用法。付帯サービスに注目！

生命保険には、メインとなる保障に加え、契約者向けにさまざまな付帯サービスを提供しているものがあります。
たとえば、医師や看護師による医療相談＆セカンドオピニオン、人間ドックの割引、医療機関の検索などが、多くの保険会社が提供する付帯サービスとして有名です。
これらのサービスは、ほぼ全て無料で利用でき、電話による医療相談などは24時間365日対応のものも少なくありません。特に医療相談＆セカンドオピニオンは、付帯していると心強い便利なサービスと言えるでしょう。

そこで本特集では、生命保険の付帯サービスに注目。保険会社各社が提供している付帯サービスの種類や、知っておきたいメリット＆デメリットを解説しました。
さらに、付帯サービスが充実した生命保険を厳選、サービス内容を比較しています。

保障内容や保険料の差がほとんどなく、生命保険選びに迷った際は、付帯サービスを軸に加入する保険を選ぶのも一つの方法です。

この機会に生命保険をちょっとお得に活用できる、各社の付帯サービスをチェックしてみましょう。

生命保険の付帯サービスの主な内容、メリット＆デメリットは？

生命保険の付帯サービスは、主な内容として「生活全般」分野、「健康・医療」分野、「介護・福祉」分野の３種類に分かれています。

生命保険の付帯サービスの主な内容

生活全般

• 優待・福利厚生サービス：引っ越し業者やレンタカー・レジャー施設・レストラン・美容室など提携サービスの優待や割引が受けられる
• ポイントサービス：契約年数や契約者数に応じて生命保険会社の独自ポイントが貯まり、様々な景品と交換できる
• 法律・税金相談サービス：弁護士や税理士・社労士などの専門家に相談できる

健康・医療

• 健康相談サービス：体の不調や健康維持などの健康情報全般について看護師や医療スタッフが回答
• セカンドオピニオンサービス：現在の自分の病状や治療方針について他の医師の意見を聞くことができる（もしくはセカンドオピニオンを提供可能な医療機関を紹介）
• 情報サイト・医療機関検索：病気に関する情報サイトの運営、自宅や会社近くの医療機関や救急医療センター等を案内
• 人間ドック・健康診断・PET検診サービス：提携医療機関の人間ドックや健康診断・PET検診を紹介。保険会社によっては優待・割引、予約代行サービスも提供

介護・福祉

• 介護相談サービス：介護方法や介護保険の利用などに関する情報提供
• 介護施設紹介・優待サービス：提携介護施設の紹介。保険会社によっては利用時の優待も提供
• 介護情報サイト・介護施設検索サービス：介護情報サイトの運営、近隣の介護施設の検索
• メンタルサポートサービス：こころの悩みなどについて臨床心理士などからカウンセリングを受けられる。がんなどの特定疾病を対象とするか、特定の保険商品に付帯するケースが多い
• セキュリティサービス：提携セキュリティ会社のプランを優待価格で提供

本当に役に立つ生命保険の付帯サービスはどれ？

それでは、多くの付帯サービスの中で利用価値が高いものはどれでしょう。

保険比較 編集部がおすすめする付帯サービスは、日常的な病気やケガについて電話で相談できる「健康相談」です。
ケガなどの応急処置を知りたい場合や、病院へ行くかどうか迷った場合など、様々な場面で専門知識を持つスタッフ（看護師など）へ気軽に相談できる点が一番の魅力。
契約者本人はもちろん、子どもなど家族の病気や健康について相談できる点もメリットと言えます。

また、現在の自分の病状や治療方針について他の医師の意見を聞くことができる「セカンドオピニオン」も、治療中の病気がある方や、万一病気になった場合、万全を期したいと考えている方にとって、利用価値の高いサービスです。

そのほか、「人間ドック・健康診断などの割引」、「レストランなどの優待サービス」も、勤め先の企業などに福利厚生がない方は、ぜひ活用してみましょう。

一方で付帯サービスの中には、企業の福利厚生やクレジットカードに付帯する特典と内容がかぶっている、利用する機会が少ないなど、必ずしも自分にとって必要でないものもあります。

生命保険の付帯サービスを比較する際は、「サービスの種類が多いかどうか」よりも、「自分が利用する機会がありそうかどうか」というポイントで比較してみることが大切です。

生命保険の付帯サービスを比較しよう

生命保険の付帯サービスは、保険会社によって提供しているサービスの内容やバリエーションが異なります。
付帯サービスの種類が多いのは、なんといっても大手の生命保険会社。付帯サービスの3つの分野「生活全般」「健康・医療」「介護・福祉」を、すべてカバーしていることが多く、独自性の高い付帯サービスも少なくありません。ただし保険料は、インターネット専業の生命保険（ネット生保）や、外資系・損保系などの生命保険と比較すると、割高になる傾向があるため、サービスの必要性を判断しつつ、総合的に判断すると良いでしょう。

その一方でネット生保は、保障内容が「死亡保障のみ」「医療保障のみ」などのシンプルな保険商品が多く、付帯サービスも「医療・健康」分野に特化している傾向があります。ネット生保の保険料は徹底的なコストダウンによって、割安に設定されているものが多いので、必要な保障がしっかり決まっている場合は、ぜひ活用してみましょう。

外資系や損保系の保険会社は、規模・サービス内容ともに大手生保には及ばないものの、付帯サービスには力を入れています。特に提携老人ホームを紹介するなど「介護・福祉」分野のサービスが充実。保険会社によっては、病気の際のメンタルサポートなど独自の付帯サービスに力を入れているところもあります。

アクサダイレクト生命

インターネット専業の生命保険会社。終身タイプと定期タイプの生命保険・医療保険・がん保険などを取り扱う。ネット生保ならではの手頃な保険料に高い優位性がある。契約者向けの付帯サービスでは、24時間対応の医療相談と、セカンドオピニオン＆優秀専門臨床医の紹介サービスを提供。

明治安田生命

大手生命保険会社の1つ。生命保険・医療保険・個人年金保険・介護保険など多数の保険商品を取り扱う。主契約のない特約のみの総合保険「ベストスタイル」や、積立型の貯蓄性保険に強みがある。契約者向けの付帯サービスは、生活全般から健康・医療・介護とも幅広く提供。

アフラック

外資系の生命保険会社。がん保険のパイオニアとして知られる。終身タイプ・定期タイプの生命保険や医療保険も多数取扱い。がん保険・医療保険・給与サポート保険には、独自の付帯サービスがあり、訪問面談サービスやメンタルサポート（臨床心理士相談）などを提供している。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命

損保系の生命保険会社。終身タイプと定期タイプの生命保険や医療保険、がん保険などを多数取り扱う。医療保険は「健康のお守り」「フェミニーヌ」などのロングセラー商品も多い。契約者向けの付帯サービスでは、医療・健康分野と介護分野のサービスが充実している。

まとめ

生命保険の付帯サービスを比較、いかがでしたでしょうか。
付帯サービスは、契約者向けの特典として、保険会社ごとに様々なサービスが提供しています。
基本的には、自分や家族の万一に備えるための生命保険ですが、付帯サービスを上手に活用することで、いざというとき以外にも、生活まわりの利便性向上を期待できるはず。

これから生命保険を検討する方、現在の生命保険を見直そうと考えている方は、選択肢の一つとして、「付帯サービスが充実した生命保険」を候補に加えてみてはいかがでしょうか。